読書日記といいつつ、わりと基盤は日常雑記の方へ傾いている気がする。面白かったけどね。
東京と島根……じゃなくて鳥取?との二重生活、家族との関係性も面白かったし。
編集者との関係とか。
ノリは松井今朝子のエッセイに似ている。あちらは本ではなくて晩ごはんを軸に置いているが。
まあしかし桜庭一樹は読む人だね。
これは2007年出版の本だから、只今現在の状況とはおそらく違っているだろうが、
しかしこの当時でも、がんとしてリアル店舗派。
でも新宿のマンションに住んでるそうだし、紀伊国屋とか徒歩範囲みたいだし、
体力作りの散歩と、重い本を持って帰る筋力強化と、一石三鳥くらいかもしれない。
でもなあ……。この人、1日2,3冊くらいのペースで読んでいるようだ。
これコワイ。このペースで読んでいたら、9畳のワンルームマンションが埋まるのはあっという間だ。
読んだ本どうしてるんだろう……。
本代もコワイけど、それはまあ稼いでいるんだろうからいいとして。
「もりもり食べる」「わぁわぁさわぐ」「らったった~と(踊り入る)」という
表現が多用されていて、ちょっと子供っぽい印象は受けたが、ここらへんは狙った表現なんだろうな。
一応読書日記なので、上げられた書名はたくさんあり、その中で読んでみたいなと思った本も
けっこうあった。
この人との既読一致率は20%くらいだと思う。鹿島茂だと2、3%だろう、ということを考えれば
だいぶ高い。だが、この数字はあくまでも主観的なものなので、全然根拠はありません。
(気になって既読率という観点からちょっと読み直してみたところ、
20%はいかない気がしてきた。20%一致したら相当だもんね。
多分、読んだことのある作家+読んでみたい作品、を足して20%くらい。)
わたしはまだ桜庭一樹に心をゆるしてないけど。
そのわりにはこの本、面白く読めたので、小説・エッセイとも、今後も読んでいくつもり。
どこまでのお付き合いになるでしょうか。未定。
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