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< オスマン帝国外伝 ~愛と欲望のハレム~ 1話~8話 >

今のところ第8回まで見終わった。これ、面白いですよ、皆さん!

タイトルがタイトルだけに、もっとドロドロのぐちゃぐちゃを想像していて、
全然受け付けないかもしれない、と思っていた。
日本の大奥物には食指が動かない。多分似たようなもんだろうと予想したが、
トルコ制作のテレビドラマなんて、もう一生見る機会がないだろう。
ともかく見聞を広めようとして見てみた。

そしたら、第1回はそこまでではなかったんだけど、2回目以降はけっこう後を引いて。
5回~8回かな?は1日で見ました。

スレイマン大帝の後宮でのお話です。ヒュッレムが奴隷からのし上がっていく話。
スレイマン大帝って、塩野七生の「コンスタンティノープルの陥落」で、
「あの街を下さい」の名セリフを言った人かなーと思ったが、それはメフメト2世で、
同じ塩野七生でも「ロードス島攻防記」の方でした。
そして私事だが、……「ロードス島攻防記」は蔵書なのだが、その場所を探すのにだいぶかかった。
自分の本棚さえ記憶にないとは……。忸怩たるものを感じる。

第8回の時点までは、そこまでグチャグチャではないんだよね。
後宮で嫉妬が渦巻いているけど、あんまりいやらしさがないというか。
大部分のキャラクターは意地悪一方とかいうことはなく、十分に計算高く、理性的にふるまっている。
唯一、嫉妬のあまりバカっぽい行動をするのが王妃マヒデブランなんだけど、
この女優がきれいで賢そうに見えるので、やってることはバカバカバカ、という感じなんだけど
そこまで見てて辛くない。

ヒュッレムもそういう境遇なら野望を持っても仕方ないよなあ、と思うし、
マヒデブランも(もう少しお利巧に立ち回れるとは思うが)、寵愛を失いかけたらこんなもんだろう。
皇太后はいい感じに権力があり、パワーバランスも心掛けているし、
女官長や宦官長なんかの板挟みも現実感あるし、いい脚本だなあと思う。

まあドロドロになるのはこれからみたいです。スレイマンがハンガリー遠征で不在になるので、
そこで女たちの戦いが開始される模様。

美女ぞろい。男性たちは美男という感じはあまりないが、スレイマン役の人と
イブラヒム役の人は魅力的です。あとはおっさん。
あ、スレイマンの息子役の子供が可愛い。

すごく人数が多くて、アラビア名なんて馴染みがないのでなかなか名前が覚えられないが、
毎回名前と立場を字幕で出してくれるので有難い。見やすいです。

そして、普段馴染みのない中東歴史ものだけに、衣装とセットが見られるのが嬉しい。
イスタンブール、トプカピ宮殿には行ってみたいが行ったことがない。
意外に、スルタンの寝室も執務室も会議室も、こじんまりしてるよね?
多分それなりに考証はしていると思うので(前にトプカピ宮殿のドキュメンタリーを見た時も、
意外に部屋が小さいと思った)、その辺あまり嘘はないだろう。
西ヨーロッパの宮殿の一部屋のバカでかさと比べてヒューマンサイズ。

宝石や衣装も目に楽しいです。

今後が楽しみ。
だがこれ、シーズン4まであって、1話が現地だと90分だそうだから……
現在わたしはBS日テレで見ているが、1話を45分分割にしているそうなのね。
なのできっちり最後まで日テレが放送してくれれば、……全部で280回みなきゃいけないかも。
週に勤勉に3話ずつ見るとして、……2年ですかね。
そこまで付き合えるかどうかは自信がない。

そして記事をあげるこの時点で、24話まで見終わっております。
8話までよりはドロドロさがアップしたけど、アホくさいドロドロさではないのでいいですよ。
美女揃いの女優さんたちの中で、どっちかというと個性的な顔立ちなのだが(十分美人だけど)
ニギャール女官長が自分でも謎なほどお気に入り。
優しいのか冷たいのかわからんところとか、眉毛の上げ方とか、たまらんー。

そして、48話で一度放映が終わったんだよね。
ああ、さすがに視聴率が……と思ったのだが、間にロシア女帝エカテリーナのドラマをはさんで
無事シーズン2が始まりました。

エカテリーナのドラマも見たかったのが、気づいた時には3話くらいまで終わっていた。
くー、悔しい。

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