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< Dele >

よく役者を活かした、作る意味のあるドラマ。面白かった。

役者だけ持ってきて、あとは46分何か映していればいいんだろう、的なドラマもあるでしょう。
まあ一頃に比べたら、そういうドラマは減ったけどね。
あるいは山田孝之、菅田将暉、麻生久美子を持ってきて、その顔ぶれは大変期待出来たんだけど、
作り手の自己満足ドラマになるんじゃないだろうか、という危惧もあった。

いや、十分にエンタメで、そして作り手の存在も感じさせた面白いドラマでしたよ。
役者の力量も活用した。3人とも好きな俳優だ。
麻生久美子の出番は少なめだったけど、あんまり出ずっぱりでもおかしい役だし今回はこんなもんで。

全8回を3週間くらいで見たかな。各話うっすら覚えている。

まあ納得できないっつっちゃ、削除が仕事なのに、8話毎回削除せずに深入りしていくというのは
無理くり感がありましたね。でもそこは大前提だからね。
あっさり削除しては話が始まらない。のでしょうがない。

映像も空気感、光の加減も良かったですよ。
地下室の日当たりの悪さは、あれでずーっとパソコン見てたらてきめんに目が悪くなると思ったが。
時間が止まったような港町のよどんだ雰囲気も良かった。
女の子が雪の中で死体になっているシーンも良かった。
あんまりそのシーンを印象的に撮ったので、そこにいたお巡りさんが絶対犯人だと思ったくらい。

話としては港町の話と、偽婚約者の話と、毒物混入事件の話が面白かったかな。仕掛けがあって。
7話8話は少々話が込み入っていて、すっとは理解できなかった。
予告編でちらっと見たキスシーンが、山田孝之と麻生久美子のキスシーンに見えたので、
二人は本当の姉弟じゃないってことか!とミスリードされた。
あと、8話での弁護士と菅田のお父さんがどっちも髪がグレーで雰囲気が似ていたので、
同一人物だと思いかけた。

しかし麿赤児は相変わらず怪演ですな。普通な芝居をする大森南朋と親子とはとても思えない。
柴咲コウは直虎以来お久しぶり。でも直虎って去年ですか。3年くらい前の気がする。
あっ!菅田将暉とは義親子対面か!

満足の出来るドラマ。
次は柴咲コウと山田孝之でシリアスとコミカルをシュールに組み合わせた何かを作ってみて欲しいなあ。
どうですか、作り手のみなさん。



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