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< メンタリスト シーズン6&7 >

ようやく見終わった。151話も見るのって大変。何年かかったかな。

「BONES」と比較すればそこまで礼賛は出来ないが、かなり好きなドラマだったんだよ。
やっぱり主役のキャラと吹き替えが良かったですね。吹き替えの力が大きかった。
「んやぁ~~~」が好きだった。
……と、ここまで書いていて思うが、シーズン5までの感想と全く同じなんだよね。
なので、全体通しての感想は省略する。

ということは、レッド・ジョン事件の解決とその後についての感想ということになるわけだが……

結果的には、全くつまんなかったですね。

シーズン5の最後あたりからだったかね?レッド・ジョンの線が風雲急を告げるのは。
ここら辺のサスペンスフルな展開はかなり面白かったんだ。
この人かも、この人かも、いやいややっぱりこの人かも、という作りが何話分も続いて、
正直若干食傷もしたが、面白かったといっていい。

でもまあ、どんでんをひっくり返しすぎだよね。
ブレイク結社とか言い出した時点でもう破綻していたと思う。
やっぱりどんでん返しは3回くらいが限度じゃないだろうか。
それ以上ひっくり返すと、論理的に誰でも良くなってしまうもの。
誰でも有りになった時点で真犯人に驚きがないね。だって誰でもいいんだから。

7人に容疑者をしぼった時点で、その顔ぶれの小物感には驚いた。
役柄の重みを考えれば、かろうじて局長しかあり得なかったと思う。
まあわたしはカークランドだと思っていたが。それだっていかにもすぎるし、でもその他の人だと、
今までの事件への関与が絶対的に無理な筈なんだよ。

ここまで無理な話を引っ張って、もう破れかぶれにさえ見えるシチュエーションまで持ってきて、
さあ、どう決着をつける?と思ったら、結果がアレかい。
アレじゃなあ。
例えれば、崖っぷちのガードレールを危ういバランスをとりつつ歩く男をはらはらしながら見てたのに、
その崖は実は50センチしかありませんでした、と知ったようなガッカリ感。白けたね。
わたしは、実はチョウがレッド・ジョンだった!というような
(ほんとにチョウだったら嫌だけれども)スーパースペシャルなサプライズを期待してたので、
アレではとてもとても。

しかも決着のつけ方が殺害ってのが芸がなさすぎ。
もっと精神的に手玉に取って、プライドを完膚なきまでに打ちのめした上で刑務所送りにしないと。
そんな単純な決着でいいのか?しかもジェーンが殺人犯になって逃亡とか。
スマートさが売りだったのに、ぐちゃぐちゃですがな。
だからハードル上げすぎやっちゅうねん。もっと先を見て話を作ってくれないとさあ。

シーズン6の8話からはもう蛇足でしたな。
改めて別な話をスタートさせるつもりである様子も見えたけど(5人の盗聴だっけ?)
なし崩しになくなっていったし。

殺人犯をFBIに入れるなっちゅうねん。それはいくらなんでも……な展開。
アボットは好きだったし、ワイリーも好きだったが、今までリズボンがボスのチームの話だったのに、
チームのスタイルを全く変えられてもね。
なんか全然別な話じゃん。まあジェーンとリズボンが恋仲になったのはいいんだけど、
あんなにベタベタした恋愛話にはしてほしくなかった。あれでは凡百のドラマだと言わざるを得ない。

潔くレッド・ジョンの話で終わればまだ良かったのに。
レッド・ジョンの結末も前述したように面白くはなかった。
でもシーズン6まであんな風に作ってきて、その後続けるってのはないわ。おかしいよ。絶対に。

竜頭蛇尾なドラマだったということに尽きる。
シーズン5までが面白かった。あとは蛇足。がっかりですな。

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