冒頭5分で完全にやられた。なにこれ、名作の予感!脚本家天才!
もうこの5分のためだけに、その後つまらなくなってもシリーズ最後まで付き合う!
と、思いながら見てたら、そのままのクオリティで1話が終了し。
いや、これは面白いわー。脚本家天才だなあ。誰だよ?
……宮藤官九郎でした。
もうすっかり忘れていた。
何しろ前シーズン(9-12月期)のドラマをいまさら見てるんですからね。
「クドカンだし女優の顔ぶれもなかなかだし面白そうかも」と思ったのなんて記憶の彼方。
今はもう1月後半ですよ。これから残り9話見終わるまで……だいぶ早くても3月半ば頃だろうな。
となると見終わって全体の感想を述べるとしたら4月……
それまでに1話目の面白さが完全に消えているに違いないので、
とりあえず1話の感想だけ述べておこうと思います。
なかなかトリッキーな作りで、1話を見終わった段階で、登場人物の関係性は
まだ謎が残るんだけどね。
とにかく初っ端は「サンデージャポン」ですから。
爆笑問題が普通のテンションで映っていて、わたしは素で「録画失敗してたんか」と思い、
もう消そうとリモコンをつかみかけた。
伊勢谷友介と菅野美穂が別な名前で紹介されてようやくドラマだと……いや、その時点でも
番宣か?と思っていて、ドラマの直前にこんな番宣は逆効果じゃないかと思った。
そして時間が戻る。
フラッシュバックで投身自殺のシーン、血まみれの刃のシーン、と
とてもコメディとは思えない絵柄が続き、お約束のハッ!という目覚め。
単なる夢かと思いきや……
しかもそのシーンをきっちり2回使う。これが鮮やかに決まる。
やはり並みの腕ではありません。
いやー、有名女優さんをこんなに使ってまとまって見せるんだからそれもエライ。
森下愛子は久々ですが、クドカン物にはけっこう出てますよね。好きな女優さんです。
いつまでもお変わりないですね。
最近注目の満島ひかりも出ている。こないだインタビュー番組を見たところ、
抱いていたイメージがだいぶ変わった。わりと言葉を使う人なのかも。
伊勢谷友介がまたワルが似合うね。うさんくささ全開。いいキャスティングだ。
小泉今日子と菅野美穂を並べて違和感なく作れるってのも地味にすごい気がする。
子役の衣装、一目見た時は「いや、そのセンスはないやろ!」と思ったが、
ちゃんと意味のある趣味の悪さだったので、けっこうやってくるなとニヤリ。
「罪」の誤字も、なぜかけっこうキタ。こんな小ネタにやられている。
小物一つ、しぐさ一つにも意味を感じた。
演出もえらいな。「西郷どん」の雑さとは大違いである。
シリアスな物語がありつつ、おそらくはコメディとして推移するんだろうと思います。
1話の完成度からして、期待は高まりっぱなし。まあ放送はとっくに終わってるんですけどね。
連ドラはあまり色々同時に見たくはなく、せいぜい海外もの1本、日本もの1本、
大河1本という3本立てくらいでやっていきたいので、これを見終わってから
前クールBSでやってた「プリズンホテル」を見、
今録画している「アンナチュラル」を見始めるのは早くて5月か6月だろう。
でも連ドラはけっこうな確率でハズレがありますからね。
あ、BSでやってる三島由紀夫原作のなんだかってのもあるんだ。
全部当たりだったらそれはそれで困る。
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