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◇ KATE MORTON「LAKE HOUSE」

2ヶ月かけて読み終わって、……読み終わってから1ヶ月くらい経ったので、もう詳細は覚えていない(^^;)。
最初は1ページに5分かかった。だんだん読み慣れて4分くらいにはなったか。
やっぱり長文を読む功徳というのはありますな。わたしがこのレベルの文章を読むとほぼ15%くらいしかわからないのだが、
やはり語彙力はつきそうな気もするし、文法も少しは覚えそうな気もする。
……しかし読むのに2ヶ月かかるのでは、年に6冊しか読めませんよ。

物語は1933年に起こった未解決の誘拐事件:エレノア部分と、2007年の捜査官:サディ部分からなる。

エレノアパートはわりあい話がシンプルでわかりやすかったのだが(30%くらいは理解できた)
サディパートがよくわからなかった。そもそもSadieはサディと読んでいいのか?から始まる(^^;)。
それをいうならEdevaneの読み方はそもそも解決してない(^^;)。

サディの方は、何だか不本意な休暇をとっている女性捜査官がいて、未解決の事件に執着しているようで、
しかしその再捜査がかなえられないまま、1933年の事件に(代替物として)興味を持っているという話のようなんだが……
固有名詞がいっぱい出て来て誰が誰なんだかわからない。
RamseyとAsh(?だっけ?)が犬の名前なのか!とわかったのは200ページ辺りだった。
ちなみに本は600ページ。

サディのおじいちゃんはわかった。上司もわかった。そして調べものが得意な図書館司書も認識した。
でもこの図書館司書は固有名詞をつけるほどではないんじゃない?ほんのチョイ役じゃんよ。
そんな人にまで名前をつけられると、わたしとしてはすごいメイワクなんですけど。

あと女性名がいろいろ出て来たけど、それが亡くなったおばあちゃんなのか、行方不明者本人なのかその母なのか娘なのか、
(三世代出てくるとmother、daughterと呼ばれうる人は少なくとも2人ずついる。
……ちなみにエレノアパートもエレノアの母と娘たちと三世代出てくる……)、
わからなくなってくる。ある時点でわかっても、読み進めてしばらくぶりに出てくるともう忘れている。
男性もサディの恋人がいて、行方不明者の恋人がいて、なんだか他にも何人かいて(←つまりわかってない)、
カンベンしてくださいと思いました。

それに対してエレノアパートは面白かったです。
普通に、古き良き時代の(没落しかかった)富裕層の娘の話でシンプルだから。
まあエレノアの娘であるアリスが1933年と2007年とどちらにも出て来て、彼女も時々重要な視点人物になるから
若干ややこしさはあるんだけど、サディパートみたいに名前だけちらっと出てくるというわけじゃないから記憶に定着できる。

一番面白かったのはエレノアとアンソニーの出会い場面。
……これは話が簡単で内容がだいたいわかったから。典型的なロマンス。

しかし、どうだろう、その解決はねえ。
あまりにも幸せなご都合主義な気がしますよ。まあ不幸なよりはいいけど。
わたしはてっきりあの人が、と思っていたのだが……

何しろ15%しか内容が理解できないので、謎解きの(一応ミステリー)ディテイルがわからない。
新本格とか、パズル性のあるミステリではなく、心理面を丁寧に描いていくタイプ、
併せて時代小説というのが魅力なのだろう。

2年越しの宿題を終えてほっとした。
……次は3年越し、その次は4年越しの宿題にいずれとりかかりたいと思います……

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