今日本屋に行ったら、ものすごく巨大な本が置いてあった。その名も、
「ファイドン・アトラス 世界の現代建築」
現代社会にあるまじき大きさ。長幅46センチ。有り得ん。中世の写本ならいざ知らず。
中身は、1998年以降に建てられた世界75ヶ国1052の建築の写真、間取り図。
うわー、おもしれー。じっくり読みてー。
しかして値段は2万円ちょっと。重さ6,6キロ。809p。
……宝くじに当たって、立派な図書室でも作れるようになったら買おうかー。
この間の「新日曜美術館」で、古九谷焼復元の吉田屋をとりあげていた。
わたしの焼物知識は、せいぜい「開運!なんでも鑑定団」がベースなんだけど、
古九谷の青手はにぎやか系の中では嫌いじゃない。料理を置く気にはならないが。
古九谷復元に、72歳で手をつけた吉田屋伝右衛門という隠居も、そこに集まった職人たちも、
「古九谷」が好きだったんだろうなあ。手を伸ばして何とか自分のものにしたい、と願うほど。
そういう星のようなものを心に持つのは素敵だ。
やはりそういうものがなければ。そういうものがなければ、目は地上から離れない。
話が思い切り捻じ曲がるが、昨今のテレビ業界の人も、心に星を持って欲しいね。
「視聴率が取れる番組」だけを追っていては、テレビ業界(とそれを見て育つ日本人)の未来は暗いよ。
構造的に不可能なことは重々わかっているけど、たまには志を高く持って、
「良い作品を作ろう」と思うテレビマンがいないものかね?
……と、昨日の「西遊記」を見てつくづく思った……_| ̄|○。。。。
いいの?あんな出来の番組をオンエアして。ほとんど放送事故だなあ。
ニワトリ妖怪orスモール小林幸子の木村拓哉を見ると、どこをどうやっても、
コントにしか見えないのだが。
ためになって面白い番組。何年も心に残る、名作。
これほど数ある中で、たまにはそういう番組が出てきてもいいと思うんだが……
結果はともかく、星を作ろう、とせめて努力してくれないものか。
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