GW頃封切りになった映画で、始まる前からけっこう楽しみにしていたのだが、
映画は逃げないと思って、締め切りがある方の予定を優先させていたところ、もう1ヶ月も経ってしまった。
来週からは夜しかやらないタイムスケジュールになる。ので今週ようやく見に行った。
いや、面白かったですよ。
がっつりコメディなんだけど、すごくちゃんと力が入ったコメディ。これはスタッフもキャストもエライわ。
相当作りこんでいる。
イケメン揃えて裸太鼓で釣るだけの映画かと思っていたら、役者がみんな熱かった。
この5人は……いや、6人か?応援したくなりましたね。
原作のマンガは知らないけど、相当コッテリ風味なんでしょうね。
そのコッテリ味を、実写はがんばって出していた。菅田将暉の10時10分眉なんか相当がんばっていた。
菅田将暉自体もがんばっていて……吉田鋼太郎とのシーンは気合が入りまくりで微笑ましたかった。
菅田将暉はけっこう前から見ていた。……わたしの“見ていた”は質量ともに微々たるもんですが。
最初は「なくな、はらちゃん」ですか。そんなに早くはないですね。
これはドラマ自体がすごく好き。麻生久美子が好き。
菅田将暉は麻生久美子の弟役で、ヘンな役でした。印象に残った。
そしたらあれよあれよという間に、テレビに出まくるようになりましたね。
しかし実はわたしの贔屓は間宮祥太朗で。
「ニーチェ先生」で、なんだこの美形で変なヤツは!と思って注目し、「高台家の人々」ではダイレクトに私好みの
ひねくれた美形の弟役。バラエティに出た時は普通のおにーちゃんでちょっとがっかりしたが、
(ヘンな人の方が面白味があるじゃないですか。多分彼は空気を読もうとする人なんだろう。
しかし時代を代表する役者は空気を読むより、空気を作る人だろうけどね。)
その後見た旅番組では、自分の世界がある、少なくとも自分の世界を作ろうとしている人なんだなーとわかり、
好感度が戻った。
今回面白かったのは、菅田将暉、間宮祥太朗、竹内涼真だと思います。
竹内涼真のあの爽やかさは意外だった。「ラストコップ」の役柄のイメージで見てたので、
ひたすら爽やかというあの路線が出来るとは思ってなかった。その意外性で見直した。
野村周平も熱演だったと思うが、わりとティピカルな敵役だったので。これで東郷菊馬独自のオカシさが出れば完璧。
あ、そうそう、千葉雄大もキャラクターに合ったいい役でした。地元の子なので応援している。
最近けっこう出るようになりましたねえ。
話は最後の最後、怒涛のどんでんをひたすら地味に返しまくる。
ここはニヤリと笑うところ。
わたしは先走って色々妄想して、志尊淳が氷室ローランドに心変わりをするんじゃないかとか、
竹内涼真が最後の一票になった時に氷室ローランドに入れるんじゃないかとか、
そういう方向のどんでんを予測したのだが、それはことごとく外れました。
2作目作る気満々の終わり方と見た。
映画はけっこうヒットしたらしいし、共演者はずいぶん仲良くなったらしいし、
出来れば2作目も作って欲しいですけどね。
しかし年齢的にも芸歴的にも、今でこその6人がそろったことで相乗効果が出た作品だったのではないかと思う。
若き日のアルバム。みんな大きくなって、何十年後かに振り返って欲しいですね。
そして紅一点、冷静にいえばいてもいなくてもあまり本筋に関わらない役柄を永野芽郁。
この人は好きですね。最後のダンスがかわいかった。ここでダンスをさせたのは、本編であまり出番がなかったので
バランスをとったのかなと思うが、非常に好感を持った。
「俺物語!!」では衣装、疑問に思うくらい少なかったけど、今回は色々カワイイ衣装を着せてもらえてよかったね。
見てて楽しかったです。
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