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< HELIX 黒い遺伝子 >(ドラマ視聴)

真田広之が出ているので見た。別に真田広之のファンではないが(好きな方だけども)
主に、海外でがんばる日本人俳優への応援の気分で見た。
そうか、ようやくなかなかいい役で出られるようになったんだねえ……。

と思ったら、わたしが知らないだけで、真田広之はとっくの昔に数々のドラマ・映画で活躍しているらしい。
ハリウッドに行ってから12年も経ってるんだって。そうかー。そんなに経ってるのかー。
がんばってるんだねえ。

今回の役柄はわたしの予想以上にいい役でしたよ。
いいヤツなのか悪いのか、黒幕なのかどうか、なかなか見せない微妙な役どころ。
そのわりには血も涙もあり、ロマンスもあり……正直言って主役よりはるかに見せどころのある役柄だった。
それはわたしが贔屓目に見ているせいなのか?でも主役はほんとぱっとしなかったよなあ。
まあ真田広之については満足である。

しかしわたしは……そもそもこういうSFサスペンスの、ドロドロのグチャグチャは好きじゃないのだ!
なので、最初の2話くらいは一応ちゃんと見たものの、黒いドロドロにげんなりし、
その後ながら見に推移し、5話から8話は録画を忘れ、その後は9話と13話しか見てない。
そーなると話が全くわからないではないか!←当たり前。
けっこう細かい話なんですよ。

まあなんとなく最終話だけ見て義理は果たした気分になれたので、そんなに不満でもないけれども。
しかしじっと集中力を持って見てても話は理解出来なかったかもしれない。
わたしは固有名詞や登場人物が多い話は苦手だ。特に外人の顔の区別がつかないので、
まあ10人前後の主要人物の顔は何とか覚えられても、その他にいる主要な脇役の顔までは無理だった。

それに加えて、何しろ病原菌の感染の話だから、主役の弟のピーターだって感染して化け物化している時と
治癒して普通になっている時では相当に雰囲気が違うので、そういうのハードル高かった。
ヒロインの名前がジュリアなのに複数人にはジュールズと呼ばれるのも苦手。
呼び名はなるべく統一して欲しいと……。
まあいいんですけどね。わたしは縁なき衆生だ。

しかしシーズン2も日本で放送するのかね?そうしたら見なきゃならないかな?
こんな適当に見るなら見なくてもいいかもしれないが。

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そしてたまたま、「エクスタント」という別のドラマも始まったそうだ。
これもSFで、しかしまあドロドロじゃない方のSFらしい。
こっちでも真田広之は似たような役柄をやっておりちょっと気になるのだが、
そのためにWOWOWに入ろうとは思えん。

でも直前SPとしてやった30分番組は無料だったので見た。

その中に真田広之のインタビューもあったんだけど、
彼は出演作品に関して、日本要素を日本人が見てもおかしくないかをかなり念入りにチェックするらしい。
それは有難いことですよ、わたしにとって。
「ラスト・サムライ」とか、がんばってることはよくわかったけど、言いたいことは多々あったもの。
しかしわたしの“言いたいこと”はかなり重箱の隅をつつくが。

真田広之は「HERIX」と「エクスタント」で全く同タイプの役柄を割り振られているように見える。
アジア系の役者が上り詰めても「かっこいい敵役」どまりなのかなあと若干残念。
でも考えてみれば、日本で作られる日本のドラマで外国人が主演なのは、
近くは「マッサン」があるけれど、あれはほんとにレアケースだからね。
そもそも日本のドラマでは日本語というばか高いハードルがある。英語と比較してその部分はほんとキビシイ。

「エクスタント」の主役らしいハル・ベリーはアフリカ系アメリカ人で初めてアカデミー主演女優賞を
とった女優として有名だが、ということはつまり、アフリカ系がそもそも主役を張ることが
人口比に対しておそらく相当少ないわけで……
いわんや外から来たアジア人においておや。

まあここを寂しく思うのは間違っているかもしれない。
どんな役者でも人に合った役柄を振られるわけだし。日本の中の日本人俳優だって悪役しか来ない風貌の人もいる。
そんなもんだ、と割り切った方が俳優に対しては失礼ではないかもね。

頑張ってほしいです。真田広之にも渡辺謙にも桃井かおりにも。

ちょっとこのデザインはどうなのかと……。
ぱっと見、失笑レベルな気がする。ギャグ漫画でありますよね、こういうシーン。

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