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フィギュアスケート GPシリーズ ロシア大会 2014 女子。

ショート。

今回の女子は全体的に小粒ですかな。

びっくりしたのがブレジナの妹。妹ということにびっくりした。
名前を見た時に、ロシア系の名前は男性と女性では名字の呼び方が違うし、
ブレジノバってブレジナと同じ苗字なのかもしれないなーと思っていたが。まさか兄妹とは。
美人ですな。ブレジナもかっこいいけど、美形度は妹の方が上。
……だが演技にはまだ見るべきところは少ない。

大庭雅。
失敗したコンビネーションをあとからくっつけて来られたのはいいね。
織田信成が言っていたけど、助走なしでジャンプを跳べるのは世界でも一、二を争うほど、この人だそうだ。
たしかトリプルアクセルも練習しているって言ってたよね?

チャートランドがなかなか良かったのではないか、メリハリの効いた動きが。
と思ったらショート1位ですか。意外。

よーしよし。よーしよしよし。本郷理華。
カナダ大会と同様に、大きく伸び伸びした演技。盛り上がる曲を選んだのもテガラ。
わずかに注文をつけるなら、ステップをもう一段細かくして欲しいかな。曲に合わせて。
おお、2位じゃん!60点に載せたかったよね。

長洲未来。すごく良かったよ。レイバックきれいだったし。前回の出来とは雲泥の差。

今回は出来るだけ好意的に見ようとした(89ersが快勝したので寛大な気分になっていた)
パゴリラヤですが、今回はジャンプが悪かった……。
滑り始めと最終盤は雰囲気があって良かったが、中盤は素の競技者という感じで感心しなかった。
フィギュア選手が競技者で何が悪いのかというと、わたしは演技者であって欲しいと思っているんだよね。
滑る、回る、跳ぶ。それらがどれだけ素晴らしくとも、そこを繋ぐものが力を発揮しなければ
美しいとはいえないものになる。力技でも美しく滑ると感じさせる人がいないわけではないのにね。
今回も、どうも……と感じた。

しかし織田信成の解説は、ものすごくいいんじゃないか?
今まで聞いたことのないことを言ってくれていた。細かい部分だが、細部って大事。
そして織田の「素晴らしいですねえ!」を聞いて、……わたしは何回となくびーびー泣いていた織田が
好きではなかったんだけど、すぐ泣くことと実感のこもった「素晴らしいですねえ!」は、
感受性の裏表で同じものなんだろうな。と思った。
今まで数々の解説を聞いてきたが、織田は群を抜いていい解説である気がする。

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フリー。

いやおめでとう、本郷理華!
まさか優勝をかっさらうとは思ってなかったよ!!ってか、多分誰も思ってなかった!びっくりした!
前回出場のカナダ大会も、GPシリーズ初出場でとても良かったと思ったのだが、今回はもっと良かった。
この短期間でさらに成長した。タケノコですな。こういう風に、目に見えて成長しているのを見るのは楽しい。
また泣きっぷりも良かったわ。
次に見るとしたら全日本だろうか。その時までさらに成長するのを楽しみにしている。

大庭雅もフリーは健闘したね。
ジャンプはことごとく決まったし。大きくて強いジャンプ。最終盤に3-2-2は印象が良いだろう。
これからに期待したい。顔色ツヤツヤ。桜色。

長洲未来も、近年ではなかなかいい方だったね。3位になればいいと思ってたけどなー。
パゴリラヤは、振付が曲を表現してない気がしてしょうがないのだが……。
チャートランドは、多分今後も見る人だね。今回もショートで1位2位が逆だったら精神的に違っただろう。
それでも、経験が少ないのに大きくは崩れなかった。

とにかく今回は本郷理華。めでたい。

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