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< ソチオリンピック フィギュアスケート 団体戦 アイスダンスSPと女子シングルSP ペアフリー >

アイスダンスショートプラグラム。

リード姉弟は良かったよ。思いっきりやっていることが伝わって来ていた。
いつもより動きが大きかった気がするし、表情も良かった。楽しそうだった。
欲を言えば、イギリス組の上に来られたら大健闘だったけどな。わずか0.93の差だし。

でもむしろ、イギリス組は点数が低すぎるのではないかと思ったけどな。
リフトのめまぐるしい動きと言ったら、目を瞠るばかりでした。
ドイツ組のプログラムも、まるでエキシビではないかと思うほどストーリー性のある、
遊び心に満ちた振付だったし。アイスダンスは見てて楽しい。

そして上位5組は安定の演技。

アイスダンスは見慣れてないのでよくわからないが、3位と4位は逆だろうなーという演技だった。
開催国補正かね。そういうの、まったくないとも言えないと思う。わからないでもないしな。

まあとにかくアイスダンスはデイビスホワイト一択だよ。
バーチューモイアも上手いんだろうけど、あまりにも優等生な感じ。
デイビスホワイトは、二人で一つの生き物のような動きですからね。
演技をするというより、二人がひたすら楽しんで滑っているという風に見える。
そういう演技を見て、わたしも楽しい。

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そしてこれ以後は団体戦の結果が決まってから見ているので、少々力抜き気味。

女子ショート。

ケイトリン・オズモンドには面白みがどうしても感じられない。
チャカチャカ踊ってるし、顔もカワイイし、そこまでつまらなくはないだろうと思うのだけど、
なんだか見てるのがつらくて飛ばしてしまう人。どうしてだろうね?

張可欣がけっこう印象が良かった。
最初漫然と見てたけど、あれ?こんなにレイバックスピンきれいだったっけ?と。
強さが出てきた感じですよねー。まあ特徴という意味ではまだまだ弱いが。

マエ・ベレニス=メイテも良くなって来たじゃないですか。
そうそう、そういう方向に来て欲しいんだよ、メリハリの効いた。
前回のフランス大会の時から、けっこうそこらへんが伸びて来てちょっと嬉しい。
本人も前は、緊張して顔がこわばっていたのか無表情だったが、最近は楽しそうに滑っている。
今後の課題は衣装。もっと似合う衣装を着せてあげなよ。

ワグナーは完成の“強さ!!”
この人を語る上で「強い」以外のキーワードは浮かばない。
エキシビで真っ白い衣装で、フワッとした感じの曲を滑っていたことはあった気がするんだけどね。
それはそれでなかなか素敵だと思ったので、目先を変える意味でも、SPにそういう曲を
持って来ても良かった気がするのだが。

浅田さんは精彩を欠いたなあ。相変わらず見るだけで癒される滑りではあったけど。
トリプルアクセルを決めないとギアが入らないのだろうか……
しかしトリプルアクセルだけが全てじゃないし、こういう滑りを個人戦でもやっていたら
不完全燃焼になってしまうよ。
もっと楽しませてあげたい気はする。今は本人の思いが強すぎて。
ここまで来たんだから、という開き直り。

コストナーとリプニツカヤは大変良かったのでした。

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ペア・フリー。

1年でここまで作ってきた高橋木原はエライ。

もちろんダントツで5位なわけだが、それは仕方がないよー。
ちょうど1年前にコンビ結成ということは、このシーズンに練習半年で挑んだということ。
1年前に生まれた赤ちゃんは、せいぜい立って歩くことが出来るようにしかならないんですよ!
そういう意味では木原はリフトが出来るようにまでなっていてエライ。

今回ジャンプやスピンが前より合うようになっていた気がする。
ツイストもうっすら明かりが見える。
やっぱりスロージャンプだな。高橋成美のスピードとバネを上手く利用出来るようになるといいんだけどね。
あとは今回、世界の強豪の演技を何度も録画で見直して、取り入れられる長所はどんどん学んで欲しい。
今後、スピンとかはもう少し難しいことも出来るようになると思うんだよ。

そしてオフには木原は筋トレ。これ必須。

ペアは、普段はそんなに見ない。
見てて大変に楽しいのはボロソジャートランコフくらいかなあ。
ロシアとカナダは選手を変えて来たけど、それほど感銘は受けず。
どうせ見るのならボロソジャートランコフを見たかったかなー。

高橋木原は、老婆心ながら、仲良くいってるのかと心配だ。
カップルものはインタビューの時に、喋ってる相棒の方を見るのが自然だと思うのに、
高橋成美の表情がいつも硬い気がする。気にし過ぎか。
今回は、久々にちらっと笑顔があったけどね。
でも、以前のとびあがって力いっぱい喜ぶ素直な高橋成美の姿をまた見たいよ。
まあそこまで届くには山をいくつも越えねばなるまいが。

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