……やっぱりあかんかなあ。話の細切れ感について行けんわ。
こないだ母里小兵衛の見せ場を!と書いたら、第5回はちゃんと見せ場があったんだけど、
それが死ぬ場面なんだもんなあ。いやまあ、前回を書いた後にwikiで母里一族は全滅とあったので、
こうなることはあらかじめ知っていたんだけど。
でも全然盛り上がってなかった。
もっといいシーンとして書けるんじゃないか、脚本家よ?
塩見三省がやっとそこそこ出てきたと思ったら、もう全く単純に人のいいおじさんってだけで。
彼はいい役者の筈だよ?もっと深い演技が出来るはずだよ?
それをあんな、見ようによってはコミカルとしか言えない死にざまなんて……
彼をあんな風にしか出せない脚本は、基準に達していないと言わざるを得ない。
全体的に、第5回になっても細切れで、出来事をただ追っているだけにしか見えないからな。
残念感イッパイ。言葉で魔法をかけるのが創作物というものだろう。
けっこう役者はいい感じの毛色の人を集めてきていると思うのに。
(若干人数は多すぎると思うけれども。)
戦闘シーンも、夜明けのフィルターをかけるのはいいが、せめてどっちか片方は夜討ちにしたらどうだ。
史実がどうあろうとも、1回目と2回目の戦闘のトーンが一緒で、いかにも
「ああ、続けて撮ったんだろうな」と思わせられてしまうよ。絵柄も変わらないわけやん。
ああ残念だ残念だ。武兵衛の死ぬところもやりたいところのものはいいとして、
それが全く表現出来てないもんなー。「見せる」って部分が全然ダメダメ。脚本家。
武兵衛の恋物語も安っぽくて安っぽくて……。
視聴率も考えて若干色気のあるものを、というキモチはわかるが、あんなにとってつけた恋物語では
逆効果だろう。20分の恋ですよ。それをやりたいなら、せめて前回には匂わせとかないとさ。
それでもとってつけた感はあるだろうけど。
ああ、なんかもう勿体なくて仕方ない。もっとちゃんとした脚本で見たいよ。力量のある。
今まではマジメに見てたけど、今後はフマジメに見ます。ながら見。
それでも耐えられなくなったら、視聴中止。でもまあ視聴中止まではまだけっこう間があると思います。
ながら見はBGM程度なので、よほど気に障らなければ多分見られるだろう。
ドラマ自体には、地味で衒いはないからね。
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