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◇ エリス・ピーターズ「修道士カドフェルシリーズ」

全20巻……らしい。そんなに読んだかな?でもとにかくシリーズ読了。
最初はミステリだと思っていたので、一気読みで読んでいた。
しかし数冊読んで気付いたが、話がけっこうタルい。何冊目かからは持ち歩いて読んだ。

これはね。キャラクターは好きなんだけどね。
キャクラターは生き生きと描かれているし、時代物部分は好きなんだけど、
ミステリというほど謎解きが面白くない。基本的な話の作りが毎回同じ。
水戸黄門のように。……ゲストが出て来て、若者の恋愛成就譚があり、カドフェルの活躍があり。
まあここまで大雑把にまとめると、大部分の小説にあてはまってしまうか。
シリーズ物だから当然パターン化されても仕方ないが、シリーズ後半は飽きてたなあ。

しかし読むのを止めるほどの踏ん切りもつかないわけで。
イギリス中世が舞台で軽く読める小説というのも(わたしの見聞内では)貴重だしね。
まあまあ最後まで読み終わろうと。読み終わってほっとしたというのが本音だが。
でも、こういうレベルの本まで最後までお付き合いをするのでは、
わたしの課題図書リストは、おそらく現時点分まででも死ぬまで読み終わるまい。

カドフェルはいい味の人で大好き。次に好きなのは執行長官ヒュー・ベリンガー。
彼らの友情は好きだったなあ。(しかしシリーズ途中では訳の二人称に違和感があった所があった)
そういえば最後の数冊は憎まれ役の副院長のロバートがあまり出てこなかった気がする。

近くまで行ったら、シュルーズベリまで行ってみようと思うくらいには好きだった。
カドフェルのアトラクションもあるそうだ。面白そう。
しかしWikiに項目がないということは、相当小さな町なのか?
シュロップシャーはロンドンからけっこう遠いし、そこを目指してわざわざ行くまでではないかな。
テレビシリーズも、放映されれば録画して見るだろうが……ないかな?
むしろ映像ではけっこう見たい気がする。

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