カエサル好きの塩野さんだから、もっとカエサルを上げて書くのかと思っていたが、
予想より普通。まあこの人は冷静な書きぶりが売りの人ですからね。
えー。感想はですねえ……。なんでしたっけ?
読み終わったのがけっこう前になってしまったので忘れてしまった。
カエサルの家柄の説明をしっかりしていたのが良かった。
ここらへんを知っているのと知らないのとでは、カエサルの人生の解像度が違う気がする。
特にフォロ・ロマーノ極近の、貧相ではないにせよ質素な建物、というところで
リアルさを感じた。フォロ・ロマーノで騒ぎが起これば肌で感じる近さだったんですね。
義理の伯父が別の伯父を(政争で)殺すという経験を、若い頃にしているというのも。
これは人生に影響を与える出来事だろう。
まあでも元老院議員を出す家系に生まれていれば、政治に無縁ではいられないんだろうな。
三頭政治というのは有名だが、ほぼカエサルの主導だったというのは意外だった。
3人の中で一番若いから、むしろ元々有名だったポンペイウスあたりが中心だと思っていた。
あ、そう、ポンペイウスの人生のイメージが変わった。
「プルタルコス英雄伝」は蔵書だが、読んだのはずーっと昔のことだからなあ……
こんなに政治オンチに書いてあるとは思わなかった。
ただ、いまひとつ納得出来ていないのは、カエサルがガリアにそこまで力を注入した理由ね。
9年くらいですか、ガリアで過ごしたのは。ガリアといえば辺境で、
そんなに経済的な有利も……。あるのか?
9年もローマを離れているのは不安ではなかったのか。
戦争休止期間中はある程度近くに戻れたにしても。
まあ軍事的成功が権力への近道なのか。
……この巻はルビコン以前。次巻はいよいよルビコンを渡ります。
塩野さんがカエサル暗殺の場面をどういう風に書くのかが楽しみ。
ところで、表紙のカエサルの表記がC.JULIUS CAESAR なのはなんでかな?
ラテン語だとガイウスがCになるのかと思ったが、WikiだとG表記なのよね。

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