2024-06-03

◇読んだ本の感想。

◇ フランソワ・チェン「さまよう魂がめぐりあうとき」

訳者・辻由美がゆえに読んでみた。この人の訳は好きだ。このタイトルで荊軻と高漸離の話だと知った時は意外だった。そもそもフランス語で書く中国系の作家が、古代中国を書くとは思わなかった。まあ思い込みですが。すごく短い小説なんですよね。小さめの単行...