2023-12

◇読んだ本の感想。

◇ 柳広司「トーキョー・プリズン」

柳広司は頭がいいんだろうなあと思いながら読んでいる。秀才タイプ。その分、わずかにあっさりしすぎかという気もするが、話としては好きだ。1年ちょっと前に初めて作品を読んで、今まで6、7冊読んだか。本作は久々にがっつり書き込んだ作品かなと思う。何...
フィギュアスケート。

フィギュアスケート 全日本選手権 2023 女子。

女子は全体的にレベル高いんだけど「これ!」というインパクトのある人は少ない。残念ながら。女子ショート。上薗恋奈。13歳で大人っぽい滑りをするなあ。ジャンプの回転が遅いのが残念だが。ジャンプは元々の筋力が大事だからなあ。雰囲気を作るのがとても...
フィギュアスケート。

フィギュアスケート 全日本選手権 2023 男子。

今シーズンはついにグランプリファイナルもスルーしてしまった……なので海外勢が今どうなっているのかさっぱりわからない。――ふんふん、なるほど。男子ファイナル出場はシャオ・イムファとマリニンとエイモズね。6人中フランス2人は快挙だが、それは小粒...
◇読んだ本の感想。

◇ 水村美苗「本格小説 上下」

この人の小説は「続明暗」「私小説」に続いて三作目。基本的には好き。すごく好き、といってもいい。その上で気になるところはありつつ、面白く読んだ。事前にエミリー・ブロンテの「嵐が丘」の翻案だというのは聞いていたのよ。読んでみて、たしかに「嵐が丘...
ドラマ。

< 下剋上球児 >

結局、最後まで見たことは見た。けど、話がさあ。思わず舌打ちをしたくなるほどアホみたいな話で、一体脚本家は何をやってるんだ、と思った。責められるべきは脚本家ですか?プロデューサーですか?この脚本家は「おおかみこどもの雨と雪」らしいのよね。あれ...
◇読んだ本の感想。

◇ 坂本藤良「小栗上野介の生涯 兵庫商社を創った最後の幕臣」

正直、本に書いてあった著者の経歴的にそこまで期待値は高くなかった。経営学者ではあっただろうけど、どうも実業界寄り。ジャーナリスト出身の文筆家に対して(わたしに)偏見があるのと同じで、実業界寄りの学者には偏見がある。危ぶみながら読み始めたんで...
テレビで見た映画。

< トゥームレイダー >

こないだの初007シリーズに続いて、これも初「トゥームレイダー」。結局アクション映画がそんなに好きじゃなかったから、見てないんですよね。「レイダーズ」も「インディ・ジョーンズ」も「ダイ・ハード」も「ターミネーター」も。でもこれも面白かったで...
◇読んだ本の感想。

◇ 磯田道史「歴史の愉しみ方」

今まで10冊くらい読んできてこの人の文章が気になったことはないんだが、この本の最初のあたりは、……雑?と気になった。でも新聞連載だったんですね。新聞連載だと締め切りも短いだろうし、推敲に推敲を重ねてではなかろうなと納得した。面白かったですよ...
ドラマ。

< トリリオン・ゲーム >

これで前クール放映の最後のドラマをようやく見終わった。見る前は一話で視聴中止だろうと予想をしていたところ、けっこう面白くて結局最後まで見てしまった。意外。いや。相当にチープなドラマでしたよ。リアリティなんて欠片もなく。それは無理やろ、という...
◇読んだ本の感想。

◇ ケイト・チャールズ「死のさだめ」

舞台がイギリス。教会建築。――という道具立ては好きで、面白くは読んだんだけど、大きな疑問がある。これ、事件が起きるの遅すぎませんか?冒頭、事件が起きたことを示唆するプロローグが2ページあるが、実際に事件が起こるのは340ページ。約500ペー...