◇読んだ本の感想。 ◇ 清水義範「夫婦で行くイスラムの国々」 正直にいって、読むのが苦痛なエッセイだった。根本的に設定に無理がある。一般の団体ツアーに参加した旅行記を書いて、それを面白い読み物にするには高い技量が必要なのだ。そしてこの人にその技量はない。行ったことのある人はご承知だろうが、一般の団体ツ... 2023.09.28 ◇読んだ本の感想。
☆映画館で見た映画。 ☆< ミステリと言う勿れ(映画) > おお。面白かったですよ。予想の3倍くらい面白かった。実はハードルは下げるだけ下げて見に行った。なぜ見に行く?と自問するレベル。でも確認すると、ドラマはけっこう気に入っていたんだね。もうこれ1年以上前のドラマか。半年くらい前だと思っていた。ド... 2023.09.25 ☆映画館で見た映画。
◇読んだ本の感想。 ◇ 森見登美彦「熱帯」 やったなあ、森見登美彦。一回り大きくなったと思うよ。もちろん今までの作品だってしっかり物語っていた。でもこの作品はそれらにも増して稀有な「物語」。素晴らしい。「千一夜物語」をモチーフとしている。――その取り込み方がね。凡百ではないね。千一夜... 2023.09.22 ◇読んだ本の感想。
仙台89ers。 89ers、TOHOKU CUP 2023 IN FUKUSHIMA。 東北カップのことを前々日まですっかり忘れていて我ながらびっくりした。いや、シーズン目前ですやん!でもコロナ禍で現地観戦から離れているうちに、熱量が若干下がったのも事実なのよね。我ながら悲しい。そして正直言うと、スマホを扱えないわたしはデジタ... 2023.09.19 仙台89ers。
◇読んだ本の感想。 ◇ 磯田道史「龍馬史」 磯田道史は、前に一旦だいたいの著作をつぶして、また戻って来た。多分11年前。11年の間にこの人もずいぶん書きましたね。この「龍馬史」の特筆すべき点は、その平易さ。これは、歴史に詳しくないけど龍馬に興味がわいた人に最初に読んで欲しい1冊ですな... 2023.09.16 ◇読んだ本の感想。
◇読んだ本の感想。 ◇ 門前典之「浮遊封館」 門前典之は3冊目。1冊目の「屍の命題」、2冊目の「建築屍材」とも起承は実に本格っぽくなりそうな面白さで、そして転というほどの転はなく、結がダメダメ、という共通項を持っていた。さて3冊目はどうか。……この、いかにも大げさな、いかにも本格っぽい... 2023.09.13 ◇読んだ本の感想。
◇読んだ本の感想。 ◇ 飯塚くに「父 逍遥の背中」 坪内逍遥は教科書で名前を見て、その後「小説神髄」をなんとか読んだ程度。そしてその中身はまったく覚えてない。二葉亭四迷の「浮雲」と並んで、この頃の小説はまだ整ってないんだなあとしか。なので坪内逍遥の人となりについてはまったく知らない。興味もな... 2023.09.10 ◇読んだ本の感想。
◇読んだ本の感想。 ◇ 高橋秀実「TOKYO外国人裁判」 前にこの人の「弱くても勝てます 開成高校野球部のセオリー」を読んで、たいそう笑えた。なので2冊目としてこれを読んでみた。1冊目に比べてかなり真面目。これは、日本では外国人(主に東南アジアからの)の裁判がいかに不当に行われているかを書いた本。... 2023.09.07 ◇読んだ本の感想。
◇読んだ本の感想。 ◇ 宮田珠己「無脊椎水族館」 宮田珠己は好きな書き手。ほわほわのユルユル。しかしほわほわとした文章に反して、本人はかなり真面目で思い悩むタイプらしく、ここのところずーっと思い悩んでいる。思い悩んだ時は水族館に行って変な生物を見よう!という趣旨の本。久々に真芯に当たった感... 2023.09.03 ◇読んだ本の感想。