コメディの山田涼介も橋本環奈も好きだ。
主役が彼らなら多少アレでも見られると思った。
なにしろわたしは「セミオトコ」でさえ何とか乗り切ったんだから。
……でもねえ。
これもねー、7話くらいまでは甘さに辟易しながらもまあ普通に見られたのよ。
しかし8話かな?これくらいから急に話が変になりますよね。
7話までこんなにスローに来ていて、なんで8話・9話・10話と怒涛の……
怒涛というよりドタバタの展開?
脚本家変わった?視聴率でテコ入れが入ったとか?
そう思いたくなるドタバタ具合。
でもたった10話で初期の視聴率に合わせて脚本変更はないか。
既に撮り終わってるだろうし。
9話くらいでようやく松島菜々子と山田涼介の葛藤の正体が明かされるんだけど、
それが単に執着って。なんなら1話から執着してたし、病的な執着にしては
前半まあまああっさりしてたやん?
実は、っていわれても全然説得力がない。
その上で、今さら本当の息子が……とか言われてもさあ。
本当の息子を出してくるならもっと別な話の方が良かったんじゃない?
本当の息子がいて、山田涼介に執着するのもありっちゃありだけど、
その場合実の息子は出て来ない方が良かった。
冷たくして「私の息子は東郷だけです」って言わせるの、脳がバグるわ。
たった10話の間に、何とかくんは
取引相手→実は昔の同級生→実は初恋の人→再会したから友情が復活
→実は企みがあって近づいてきた→不倫偽装して陥れる→改心して悪事を告白
→いい友達に戻る→東郷に呼ばれて任される→恋人(?)→東郷の再登場により引退。
ここまでさせられますからね。忙しすぎる。
この役者の顏は好きなんだが――って、ああっ!
「リバーサル・オーケストラ」に出てましたか!あのフルート奏者でしたか!
見たことあるなーとは思ったが、全然気づかなかった!
わたしはメガネが好きなんだろうか。前回のフルート奏者には特に感じず、
今回のメガネの顏が好きと感じたのはそういうことよね。
閑話休題。
とにかく8~10話は話が怒涛過ぎて呆れた。
前半部分はだいぶのんびりしていたんだから、もう少し前詰めで話を展開すれば
良かったし、それにしたって要素がありすぎて無意味。
なんかもう話の内容を忘れてしまったので細かく指摘は出来ないが、
3方向くらいに分裂した話を1方向だけに取捨選択して、すっきりさせればよかった。
中途半端なところで東郷と橋本環奈がくっつくのはこの詰め込みが控えていたせいか。
まあ東郷と橋本環奈の恋の行方と、同級生の何とか君の暗躍だけで良かったんじゃないか。
そうするといくらでもある従来のドラマから一歩も出ませんけどね。
でもヘンな話を盛り込むよりいいんじゃないかなあ。
不味い唐揚げとエビフライとハムステーキとアジフライのワンプレートより、
しっかりした味の普通に美味しいハンバーグ定食がありがたい。
でもまあこれも好き好きですか。
普通のドラマが見たいと思いました。
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