2023-07

◇読んだ本の感想。

◇ 稲見一良「ダック・コール」

独特の美しさを持つ作品、とあったので読んでみた。たしかに美しかった。だがどうもハードボイルドな匂いがあるので、最後が後味悪く終わるのではないかと恐る恐る読んで、その美しさをしっかり味わえなかった。実際のところはどれもうっすらとした明るさをも...
◇読んだ本の感想。

◇ 清水義範「読み違え源氏物語」

清水義範はずっと前に何冊か読んだ記憶。そこまで悪くはないがわたしには……という感じだった。タイトルからして源氏物語についてのエッセイかと思ったのよね。源氏物語をツッコミを入れつつ読む。そういう読み方も楽しそうだ。ツッコミの方向さえ自分に合え...
ドラマ。

< 王様に捧ぐ薬指 >

コメディの山田涼介も橋本環奈も好きだ。主役が彼らなら多少アレでも見られると思った。なにしろわたしは「セミオトコ」でさえ何とか乗り切ったんだから。……でもねえ。これもねー、7話くらいまでは甘さに辟易しながらもまあ普通に見られたのよ。しかし8話...
◇読んだ本の感想。

◇ 池澤夏樹個人編集「世界文学全集Ⅱ-10 ナボコフ 賜物」

うわ、来たよ、こんな厚いの。がっつり単行本で600ページ。勘弁してよ、池澤さん。全集にこんな厚いの選ぶのは迷惑行為。と思ったが、なんとかぎりぎり、読みました。読んだといえるほどではないけど。全体的に何が書いてあるかはほとんどわからなかった。...
ドラマ。

< 君は放課後インソムニア(アニメ版) >

おおむね楽しく見ましたけどね。甘々なのはキツかったけど。でも中高生向けのお話なんだから、このくらい甘くていいんでしょう。だが現実を無視した話運びになると途端に冷める。男女2人が密室に閉じこもることになる部活動はなあ。というより部員2人で部と...
◇読んだ本の感想。

◇ 小林恭二「この俳句がすごい!」

現時点ではいい年のおっさん(時々テレビに出て来る)だが、わたしがこの人を初めて読んだのは6年くらい前で、それがデビュー作だったもんだからまだ30代くらいのイメージなんだよなー。この人は俳句関連本も何冊も書いているけど、最初はものすごく謙遜し...
ドラマ。

< 鬼滅の刃 刀鍛冶の里編 >

面白く見ました。特に最初の無限城の部分は表現に感心した。ここは力入っていた。わたしはアニメしか見てないので設定とかキャラクターとかよくわからないが、鬼たちが勢ぞろいしていて迫力があったね。顔がわかるのは無限列車篇のあの人だけ。あの人、鬼にし...
◇読んだ本の感想。

◇ 森見登美彦「新釈走れメロス 他四篇」

長年、パスティ―シュとかパロディの存在意義を疑問に思い、考え続けて来たのだが……この本を読んで結論が出た。好きな作家が書けばパロディも面白いのだ。今までパロディ、パスティ―シュって面白いの?という方向から読んでみた本で面白いと思った本はあま...
ドラマ。

< ケイジとケンジ、ときどきハンジ >

今クール、録画した番組は多かったけど生き残った番組は少ないな。これはその数少ない中の一つ。パート2と書いてないので先行作品があったとは知らなかった。先行作品を知らなくても十分楽しめました。名ドラマというほどではないけど、普通に楽しいドラマで...
◇読んだ本の感想。

◇ 雨穴「変な家」

Amazonで見かけて面白そう!と思って課題図書にリストアップして、――課題図書に入れると実際に読むまで8年くらいかかるのが常なのだが、夕食の席でたまたま話したところ家人の蔵書であることが判明し、存在に気づいてから読み終わるまでおよそ3時間...