2023-06

◇読んだ本の感想。

◇ 門前典之「建築屍材」

こないだ初門前典之作品として「屍の命題」を読んだ。バカミスと聞きつつ読んでみたけどなかなか面白くて、2冊目の本作も期待していたのだが、……これはあかんなあ。いけません。「屍の命題」は自費出版したものが後に通常出版されたようなんだよね。そして...
ドラマ。

< リバーサル・オーケストラ >

一話の冒頭からもう癪に障る。……ライプツィヒ~?これが?まあ向こうに行ってロケは無理だろう。でももう少しがんばって外国風に撮れ。子どもがミニコンサートに来てうるさくするのはあり得ることだが、落としたポスターをわざわざ踏んでいく子供が3人もい...
◇読んだ本の感想。

◇ 柳広司「パルテノン アクロポリスを巡る三つの物語」

この人はここ数か月で読み始めて、なかなか面白く読んでいる。4冊目くらいだが、安定していますね。今までの作品は主に歴史ミステリだった。だがここへきてミステリ要素なし。ギリシアを舞台にした時代小説というべきにやあらむ。時代小説という意味で若干内...
◆美しいもの。

◆ 伊達政宗と杜の都・仙台 -仙台市博物館の名品-

いかにも仙台市博物館っぽいチラシのビジュアルだが、宮城県美術館のエキシビ。でもこれ、うっかり仙台市博物館に行った人、一人くらいいそうですよ。まあ現在仙台市博物館は改修工事のため長期休業中。再開は来年4月です。そして宮城県美術館の今回のエキシ...
◇読んだ本の感想。

◇ 平山優「武田三代」

違うんだ、平山優!「真田丸」での真田昌幸を含んだ国衆と信玄の関係性、それと平岳大の武田勝頼の演技が心に残ったので、おそらくその頃に武田氏関連本をさらっと漁ろうと課題図書にリストアップした。……え?真田丸、もう7年も前ですか?早いなあ。リスト...
ドラマ。

< SPY×FAMILY >

アニメ作品は放送後に人気が出てからその存在を知ることが多いので、ほとんどの作品は結局見逃す。(無料で見られるサブスクが無数に存在しているのは知っているが、詳細を確認する&登録するのが面倒なので、わたしにとってはないことになっている)この作品...
◇読んだ本の感想。

◇ 吉田修一「横道世之介」

吉田修一には良さそうなニオイを感じつつ、どうも後味が悪い話というか、ビターな、ハードボイルドな話を書く人なんじゃないかと疑って、読むにあたっては腰が引けていた。いつガツンと来てもおかしくない。そうしたら、世之介のほのぼのとした日常がずっと展...
☆映画館で見た映画。

< 岸辺露伴 ルーヴルへ行く >

原作はジョジョも含めて未読、ドラマはまあまあ面白かったけど、実写版映画を見に行くほどか?と自問自答しながら見に行きました。まあ舞台がルーブルだというから。ルーブルを見たいから行く。そういう観点からいうと、ちょっと物足りなかったですな。ルーブ...
◇読んだ本の感想。

◇ ヤコブス・デ・ウォラギネ「黄金伝説 1」

キリスト教についての本は折にふれて多少は読んできていたが、まあ若い頃は、かな。久々だ。中世の、合理的な思考をする以前の時代の宗教書は面白いんだよね。どうしてそういう考え方になる?とも思うし、妙に可愛いときもあるし、古代日本の古拙な世界に通じ...
ドラマ。

< ア・ターブル ~歴史のレシピを作って食べる~ >

1話を見て、切る気満々だったけど、でも市川実日子だしなあ。空気感自体は悪くはない……と思って、ドラマとしてではなく環境映像として見た。それが良かった。ア・ターブルというタイトルが好きだった。口に出したくなる。フランス語?イタリア語?発音が好...