2023-04

◇読んだ本の感想。

◇ 宮本百合子「伸子」(集英社日本文学全集35巻)

亡くなった叔父の蔵書であった日本文学全集を引き継ぎ、何十年もかけてちまちま読んでいる。全88巻。現在35巻目で、死ぬまで読み終わらないんじゃないかという観測が出て来つつ、35巻目にして初めて、「これは面白い!」と思った作家に巡り合った。(そ...
ドラマ。

< 6秒間の軌跡 >

いやぁ、8回まで面白かったんだけどなあ。どうしてあんなにガタガタ崩れたかね?8回まではほんとに楽しんで見ていた。が、おかあさんの話がおかしいよなあ。いや、大筋はおかしくないけど、「俺は理代子の愛人になった!」とかが変。そりゃたしかにインパク...
◇読んだ本の感想。

◇ 梓沢要「百枚の定家 上下」

文庫版は上下巻。合計1000ページ。……あのなあ。こんなん、――書きすぎやねん。素直にいって書きすぎですよ。書きたい人なんだろうなあ。まあ書きすぎの部分もそこまでひどくはないが……しかしこの内容で4割減らして完成させてれば、話はすっきりする...
ドラマ。

< ブラッシュアップライフ >

なかなか面白く拝見しました。最初に言おうか最後に言おうかかなり悩んだが、最初に言う。――正直言って、話の構造的にちょっとまどろっこしかったよねー。何しろ、何度も何度も生まれ変わって人生をやり直す話だから。主人公は5回目だっけ?それ以外にも6...
◇読んだ本の感想。

◇ ウォルター・アイザックソン「レオナルド・ダ・ヴィンチ 上下」

まあけっこうなみっちりした評伝。単行本上下の各300ページ強。……頭では、300程度では「分厚っ!」と思わない気がするけど、実際のところは分厚さにひるんだ。この上下巻を、風邪を引いて寝ている5日間で(この本だけなら正味10時間くらいで)読め...
ドラマ。

< どうする家康 第9~11回 >

うーん。そろそろ面白くなくなってきている……。三河一揆までは良かったのよ。話としてはちょっとまとまってなかったけど、ただでさえ込み入った話。一から十まで説明して話を進めていくのも難しかろうし。が、その次が側室の話でしたか?側室の話で一話分と...
◇読んだ本の感想。

◇ 柳広司「贋作『坊ちゃん』殺人事件」

上手に話を作る柳広司。5、6作順番に読んで来たが、今のところ不満に思う出来はないですよ。みんな水準以上。スゴイ。特に今作は漱石のパスティ―シュもやっているから、そういう意味でも楽しめた。ま、わたしは坊ちゃん派ではなくて猫派ですけれども。でも...
ドラマ。

< まんぞくまんぞく >

去年の年末の池波正太郎生誕100年記念の時代劇だったそうだが、その再放送を録画したのを先日見た。わたし石橋静河はかなり好きでいい女優だと思うけど、こういうド王道の少女剣士物には、あと半歩地味だと思ったなー。この役はもう少し若い人の役だよね。...
◇読んだ本の感想。

◇ 「有頂天家族公式読本」

まあありがちなムック本だが、内容に愛があふれていて面白かったので。著者名に森見登美彦と並んで「有頂天家族親衛隊」とある。2013年発行の本だからアニメ発売のタイミングでしょうね。アニメの話も出て来るが、アニメべったりの内容でもなく、まあ原作...