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< 疾風ロンド >

うっすーい映画でした。
でもこの時は軽い映画が見たかったから、印象はそこまで悪くなかった。

コメディというよりコントでしたな。
特に柄本明の立ち位置及び演技がドリフのコントみたいだった。
まあここまでコントにしなくてもいいような気はしたが……

焦点が炭疽菌という深刻すぎる物質じゃなかったら、もうちょっとストレートに
楽しめたんだけどね。花粉症の研究をしていて、くしゃみが止まらない薬品を
うっかり作ってしまったとか。
くしゃみ薬品も、くしゃみを何日も続けたら命に係わるだろうから、
深刻具合は出せると思いますよ。

良かったところは……あえていうほどはないのではあるが。
ユルかったところは良かったですよ。
まあ転がり具合も若干良かった。冒頭のテンポも良かった。
じっくり作りこまれた、とかウェルメイドな、という感想はまったく抱かないが、
雪山のスピード感ある景色を見せてくれたことも加算して、感想はプラス。

中学生の子どもたちの掘り下げが足りなかったかなーと言ってはみるが、
そんなこと言ったら掘り下げは全部足りないのであった。
まあそれを求める作品ではない。

好きな俳優がけっこう出ていた。
が、ちらっと友情出演的に映るだけで、ほとんどが脇役。見せ場もない。
もったいないといえばもったいない。

雪山の風景が5割。転がり具合(コント)が3割。ドラマ部分が2割。
という配分の作品だったかな。わたしは録画したのをしばらくしてから見たので
腹は立たなかった。
でもこのくらいなら2時間ドラマで作ってもいいかな。映画館でお金を払って
見るまでではない。

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