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< ラ・ブーム >

はるかな昔、大変にはやったらしい映画。
数十年越しにようやく見てみた。なるほど。こういう映画か。

えー、最後まで見られたんですよ。
そういう意味では面白かった……のかもしれない。
が、いまさらフランスの若い女の子の生態を映画で見てもなあ、というのが
正直なところ。しかも数十年前の。まあそれは今まで見なかったわたしが悪いが。

13歳の女の子の日常をかなり細かいカット割りで見せていく。
そのせいでちょっと繋がりがわからないところもあった。
登場シーンで、てっきりお父さんが八百屋さんか何かに見えたので、
その後のお父さんとお母さんのシーンが別人に見え、ダレ?と思った。
それもながら見だったわたしが悪いのだが。

当時はオシャレだったんだろうなー。
フランス映画で当たるのはめったにないけど、こういうオシャレなのは
「アメリ」のような感じですかね。オシャレなフランス映画は当たるのかもしれない。

ところどころ内容が抜けているので、小ネタはずいぶん見逃している。

おばあちゃんのキャラクターは良かった。自分がお母さんの立場だったら
すごいヤダと思うけど。
両親のゴタゴタも、13歳の恋愛模様よりは素直に見られるというか。
お父さんの方のお友達の協力具合がコミカルで良かった。
しかし、フランスの病院ってあんな感じ?百歩譲って大きい歯医者さん?
とまでは思ってもいいけど、総合病院には全然見えない。
でも歯医者とギプスがあるんだったら、当然内科とか外科もあるんだろうし、
総合病院なんだろうなあと思うけど。

しかしフランスの親御さんは大変だねえ。子どもたち何十人も集めて
回り持ちでパーティしなきゃならないの?しかもあんなミラーボールや照明で?
隣近所から苦情は出ないのかなあ。
海外は壁や床が日本より格段に厚い気はするにしても。

まあソフィー・マルソーは可愛かった。
特に序盤でお洋服のファッションショーをするところが可愛かった。
全然男を見る目がないのは退いたが。13歳だからといって安易すぎだろと思う。
まあ恋愛大国(というイメージのある)のフランスの少年少女は
安易に恋に落ちるものか。

でもさー、最後にあんなオチとは思わなかった。
チャンチャン♪という感じですな。まあいいけど。

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