まあそんなに感想もないんだけど、予想というか思い込みがことごとく外れたのが
個人的に笑えた。
そもそもなんでこれを読んだかというと、猫が出て来るミステリだと思ったから。
ハヤカワミステリ文庫の巻末の広告に出て来たから、てっきりミステリだと。
そしてなぜかシリーズものだと思い込んでいた。
多分リリアン・ブラウンの「ココ・シリーズ」がイメージにあったんだろう。
そして読み始めたらミステリじゃなかった!
シリーズものでもなかった。
ことごとく外れたなあ、と思って読み進んでいったところ、
最初は猫のお話かと思ったのに、急に学者の話になって驚いた。
途中、猫がほとんど出て来なくなった。
へ、これってどんな話?と思ったら、後半はまた猫の話になって終わった。
最後に、書いたのがアメリカ人だと知って驚いた。イギリス人だと思っていた。
――という内心での数々の転変が面白かったです、個人的に。
この本はどんな話かというと、博学的知識と物語と学者としてのエッセイを
なんとなーく3で足してなんとなーく3で割ったような小さい話。
がっつり読むという感じではなくて、ぱらぱらと肩の力を抜いて読んで吉。
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