映画館へ見に行こうかなあ……と思っていたが行けなかった。
なので、先日地上波放送があると知り、喜んで見た。
……が、あんまり面白くなかった。
B級はけっこう好きなんだけれどもね。
まあB級にも色合いはさまざまあるし、その方向性がちょっとでも違うとね。
A級よりストライクゾーンは狭い。
わたしには楽しめない映画でした。
小ネタで構成されるのも悪くはないんだけど、
わたしに訴えかける小ネタではなかった。
多分わたしの知らない小ネタもたくさんあったんだと思う。
その辺見逃すと多分面白さは湧かないですよね。
面白かったのは、最終盤の決戦で各県の有名人が手札として掲げられるところ。
まるでトレーディングカードゲーム。市原悦子が最強ですか?
うーん。その他に面白かったところは……思い出せないな。
意外にGACKTがはまらなかったなという印象。
頭で考えてるとものすごくハマるキャスティングだと思っていたが、
実際に見るとB級に必要とされる真剣さと、それに相反する軽薄さ、
どちらも足りないような気がした。
わざとらしいくらいの大げさな演技で良かったんですよ。多分。
本人にもっとノッてやってほしかった。
あとこれはキャスティングのミスだろうなあと思ったのは、二階堂ふみ。
二階堂ふみ自体に特に悪印象はないのだが、
この役で必要とされる都会感はまったくなかったのではないだろうか。
すごく田舎くさく見えた。
二階堂ふみは「ジヌよさらば~かむろば村へ」でしか見たことないから
余計にそう感じたのかな。
せめて衣装やメイクでもう少し何とかなった気が。
あ!もう一ついいところがあった!
伊勢谷友介の怪演!
この人は普通じゃない役をさせると光りますねー。
わたしはGACKTにこのレベルのノリ具合を期待していた。
2人がガチでそれをやって、成立していたら見ごたえがあっただろう。
やっぱりB級は役者たちみんなが楽しまないと。
その空気感が楽しくさせるんだから。
このストーリーでは麻生久美子が宝の持ち腐れ的。
現代パートいらない。
いさぎよく、最初から最後まで「埼玉」の話で良かったと思うのだが。
ちょっと変に逃げちゃったね。
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