なんだ、このタイトルは。
これねー、原題は「The Lady Vanishes(消えた女)」なんだよね。
「バルカン超特急」と「消えた女」では同じ作品とは思えないんですが。
で、どっちが内容を表しているかというと、「消えた女」です。
ヒッチコック作品。サスペンス。
さすがに1938年制作ということで、銃の撃ち合いになってものんびりしている。
話も若干ユルいところがあるなー。ツッコミどころというか。
最初の方、話がごちゃごちゃしているんだよね。
誰が主役になるのか、しばらくの間はわからない。
最初は英国人2人組かなと思ったもの。
話が進むのは列車に乗ってから。
令嬢が知り合いになった老婦人の姿が消え、
周りの人に聞いてまわっても乗客全員が老婦人を知らないという。
ただこれで全員知らんふりするというのはちょっと弱いんだよね。
でも、まあ終盤までどういう解決方法になるか全然わからずに楽しめた。
へー、そうか、あの人が。
まあ冷静に考えれば無理があるけど、それでも面白い。
80年前に作られた映画。特撮もカワイイと思える。白黒だし。
やっぱりヒッチコックは名匠なのだろうか。
「鳥」は怖すぎた。「裏窓」は面白かったけど。
今作はコメディとシリアスの加減がちょうど良くて、
ハラハラしながらもコワくはないという有難いバランス。名作ですね。
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