相変わらずの恩田陸。
この人、話の途中まで、というかほとんど終盤まではすごく面白いんだよなー。
今回も523ページ中480ページくらいまでは大変面白い。
ただ最後に締まりがないんですよね……
でもわたしは恩田陸はこういうものだともう思いきりました!
締めは期待しない。過程を楽しむ。
読んでる途中は「ここまで盛り上げて最後スパっと締められれば大名作!」と
思っているのですが、終わりは大抵締まらない。
でも途中の面白さは無類なので、それでいいことにする。
今回の話はちょっと人数が多すぎてキャラ設定が微妙だった。
何人か把握できない人がいた……
まあこれはわたしのメモリが少なくなっているのだろうからしょうがない。
ちなみに把握できなくても話は楽しめますから大丈夫です。
話の展開が独特。
普通のサスペンスではないですね。設定が面白い。
この人は何も信じられるものがない話が得意だよねー。
今回はAI搭載のロボットがポイント。それを中心にして話が進む。
まあ話としてのラストはこんなところだろう……という感じですね。
期待値をだいぶ低く設定して吉。
過程を楽しみましょう。お互いに。
しまった……。読んで2ヶ月も経ったらどんな話だったかまったく覚えてない……
恩田陸はそういうのが多いよなー。
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