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☆< 屍人荘の殺人 >

ここんとこずっと映画を見ていなかった。
そうしたら「MOVIXのポイント、半年で期限が切れまっせ~」というメールが来た。
3回無料で見られるくらいのポイントが消滅してしまうのはもったいない。

……が、今年中に見たい映画というと……。
見たい映画があればこの半年の間に行ってるんだ!
食指が動かなかったから行かなかったわけで。そこで突然あと1か月と言われても、
急に見たくなるわけが。

「決算!忠臣蔵」と「屍人荘の殺人」でものすごく悩んだ。
忠臣蔵の方は平均を出すだろうと思っていた。ただ予想通りの映画である可能性が
かなり高いと思った。予想の範囲内の映画ってあまり満足出来ないじゃないですか。
「屍人荘の殺人」は外す可能性が70%だろうと思った。まあダメだろう、なあ……

結局バクチをうって「屍人荘の殺人」を選びました。
そしたら!喜んでください!すごく面白かった!

まあ系統としてはアレですよ。福田雄一とかトリックとか。
チープな、ひたすらチープな面白さ。でも面白ければこっちのもんだもんね!

 

 

ネタバレあります。
あ、これだけ言っとくと、見る人が見るとホラーだそうなので、
ホラー嫌いの方は避けた方がいいかも……。
わたしもホラーは死んでも見たくない口ですけどね。
でもこの作品がホラーだとは、言われるまで気づかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

ファンタジーの世界でミステリーってのも、ちゃんとその世界の中で
ルールが決まっていれば全然問題ない。

今回、すごく大きな要因としてゾンビが出て来るわけだけれども、
このゾンビの使い方が面白かったね。ゾンビが凶器になるというのは斬新で
なかなか楽しめた。そのゾンビを使いこなすルールが目新しかった。

まあ話としては無理があるところもあったけれども。
でもわたしにとっては問題なくクリア出来た。白けなかった。
謎解きもけっこう面白く聞いた。3つの殺人のうち第1の殺人については
まったく考えない方向だったのでスカッとした。満足。

神木隆之介は子役の頃からずっと応援していたのだが……
いつかは役者になるのかもしれないと思っていたのだが……
だめかもしれないなあ。何の役をやっても神木隆之介にしか見えない。
残念だ。
もっともこの作品ではそれがプラスに働いて、ハマって見えたからいいのだが。

初浜辺美波。いやー、美形ですねえ。栗山千明の初期を思い出した。
見とれた。ちょっと痩せすぎの感はあるけど。
可愛いお洋服着てお人形みたい。この役に上手く使ったなー。
こういうチープな作品でちゃんとやってくれると嬉しくなってしまう。
今後の作品も見てみたくなった。

あと佐久間由依という人も地味な役柄のわりになんかちょっと気になった。
この人のことも気にしておきたい。
おやおや、年末に「黒蜥蜴」に出るのか。覚えておこう。

山田杏奈という人は今回は可もなく不可もなく。
でもまだ18歳だし、これからだね。言及したくなる出来ではあった。

柄本時生、ふせえり、池田鉄洋は安定の。要所に上手く配した。
池田鉄洋は普段よりもわずかに控えめな演技で、この位の方が好きかも。

あっ!そういえばあれは矢本悠馬だったんですね!
全然気づかなくて。でも見てる間に「ちょっと前なら矢本悠馬がやった役だな」と
思っていた。あんなに太らせたのはオタクっぽくするためなのか。
さすがに詰め物だよね?

しかしなんといってもこの作品でオテガラだったのは中村倫也じゃないでしょうか。
いるの本当に最初だけだけれどもね!
あの序盤でまさか消えるとは思わなかったけどね!

ああいう風に話を始めて退場なんて、制作側には裏切ったな!といいたい気持ちも
ありますが。でも怒る気にならないのは、面白かったから。
序盤に中村倫也がしっかり空気を作ってくれたから、そのおかげで世界に
すんなり入っていけた。

まあそれでも全編を通じて出て来て欲しかったよ……。
浜辺美波と推理合戦をして欲しかった。どうしたってそうなるだろうという
予想を裏切って、序盤以降中村倫也は出て来ません。99%。
中村倫也目当てで見る人には薦められない映画だなー。

セットがお約束の洋館ということでけっこう作りこんでいて好み。
あれどこかのロケ?内部は多分セットだよね?
内部もロケならどこだか知りたいなあ。
インテリアにも金をかけてる。部屋も相当あるのに作りこんでる。いいね。

浜辺美波のお洋服も可愛い。お洋服だけ浮いたりしないのは本人が美形だから。
それがあんな変な役をやるの、面白すぎます。

終わり方からして続編もあるだろうか。原作には続編あるんそうだけどね。
次もあったら見に行くよ。チープ・コメディ・ミステリは大好物だ。
 

 

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