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◇ 三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」

今、わたしは「風つよ」にはまっている!
小説じゃなくてアニメの方。週一の放送をじりじり待つ状況になるのがイヤで、
今は週一の放送が最後まで行くのをじっと待っている状態。
最終回まで放映が終わったら一気に見るぞ!

というわけで、三浦しをんの原作「風が強く吹いている」はそれに伴ってお預けです。
アニメの方を存分に堪能してから読もうと思う。
なので、初三浦しをんは「まほろ駅前多田便利軒」からになりました。

……これねー。面白かったんだけどねー。

道具立てが侘しかったのが、やっぱりわたしの好みではない。
すっきり明るく幸せな物語が好きなのよ。
うらぶれた・侘しい・うすぼんやりした不幸――というのは、現実にいくらでも転がっているので、
あえて創作物で目にしたくはないのだ。
途中で止めようかと思った。

まあでも、読み終わって、全体的にはハッピーエンドなんだけどね。後味もいい方なんだけど。
なのでこのシリーズも止めはしないが、続けて読むのはちょっとイヤ。

主人公は気のいい兄ちゃん。過去がある。「あん」の主人公と被るな。
相棒はエキセントリックな元同級生。かなり変人。まだ正体を見せてない感じ。
何しろ「便利軒」は便利屋だから、そこに現れる人々の人生の隙間の話になるわけで。
うーん、辛気臭い。まあ辛気臭いだけでもないから読むけれども。

次は「舟を編む」にしよう。……これも映画は辛気臭かったんだよなー。
まあ間違いなく「風が強く吹いている」は前向きの爽やか系の話のはずだから、
がんばってそこまでたどり着くぞ。

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