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< リメンバー・ミー >

最寄りの映画館の上映予定作品の告知が遅くて遅くてかなわんよ。
本作なんか、1週間前まで出なかったんだよ!わたしはMOVIXのHPを、下手すると
毎日くらいチェックしているので、せめて月に2回は更新してほしい。
何しろHPで情報をくれないから、その前に行った「グレイテスト・ショーマン」の
上映前予告でこの映画の存在をようやく知ったんだよ!
映画なんか人が入らないと2週間くらいで上映数がぐっと減っちゃうんだから、
予定が合わないと困るじゃないですか。

というのは、本作とはまったく関係ない映画館への文句です。

家族っていいな!!……とは全然思わなかったわけだが、いい映画でした。
話はちょっとおかしい。無理がある。でもそれは瑕疵にはならなかった。

この映画の良さはなんといっても色彩感覚だね!
別して色彩感覚を褒めたい映画というのはそうはない気がするが、これは色彩感覚。
こってりしたオレンジ、ピンク、ムラサキの組み合わせが大変新鮮。

これはメキシコを舞台にしたお話ということが奏功している。
わたしには馴染みのない国。メキシコの色使いが目新しい。
生者の町も死者の町も、それぞれカラフルで生気に溢れ(死者の町もライブリー!)、
まあ気分によってはこの暑苦しさがツライ時もあるかもしれないが、
現時点でのわたしには目で見る処方箋のような感じだった。カラーセラピー。

なんだかわからないけど、空飛ぶ虎のカラーリングなんて、ほんとエキゾチックで芸術的。
そんなにエキゾチックな志向はないわたしだが、このカラーリングは感心した。

本当は字幕で見たかったけど、字幕版は時間的に無理があり、しぶしぶ吹替を選択。
しかしこれは後悔をしない吹替でした。
主人公の男の子の歌が上手いね!!
吹き替え自体も上手いと思って聞いていたけど、だいぶ話が進んでから披露する本気の歌が
本当に上手い!
歌が上手いのと普通なのでは、話の説得力が段違い。よくぞ見つけて来たこのキャスティングを!
アリガタイことです。
だが大変残念なことにわたしの嫌いな読めない名前なのであった。しかもこの字面では女の子名だなあ。

ガイコツがみんなチャーミングで良かった。
ガイコツのアップが多用されるんだけど、骸骨に花模様というか民族的なデザインがほどこされていて
可愛いのね。こういう工夫が大事だなあと思った。
やっぱり見るものはきれいなものの方がいい。
とはいえ、ママ・ココのしわだらけの顏もあれはあれで味があった。CGもここまで来てますねえ。
まああのアップがずーっと続いたらやはりツライだろうが。

あ、でもねえ、いい作品なんだけど、とにかくどファミリー向けなので、
大人の鑑賞に堪えないとはいわないが、あまり複雑なものを期待してはいけません。
素直な心で色と歌を楽しむ。これ。

同時上映が「アナと雪の女王」番外編の20分程度の作品。
わたしは「アナと雪の女王」、好きじゃなかったんだよね。画はキレイだけど話が変だった。
まあ今回の短編は話がどうこうって部分に文句をつける必要もなく。
エルザの氷を操る能力はいろんなところで便利だなーと思った次第でした。

「アナ雪」で北欧、「リメンバー・ミー」でメキシコデザインを描いて、おそらくディズニーは
味をしめていると思われるので、今度の舞台は中国かインドテイストの話じゃないかと予想。
そして6番目か7番目くらいに日本テイストの話が来るのではないかと予想。
まあわたしはきれいなものを見せてくれたら見に行きますよ。
しかし話はあんまり整合性のないものにはしないでほしい。いかに子供向けとはいえ。

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