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< DCスーパーヒーローズVS鷹の爪団 >

バカだねえ……。
わざわざこんなのを見に行くやつもいるんだなあ。それはわたしだ。

鷹の爪も長いなあ。2004年?いまだフロッグマンの手作り感は衰えず、ひつじのショーンさえミニマム感が
消えてしまった昨今では貴重な存在。
……貴重な存在ではあるが、まあ映画館でお金を出して見るとなると、なかなか難しいですねえ。

いや、わたしは面白かったよ。十分満足だった。一時期はサイトも毎日チェックしていたが、
今回見たの久しぶりだったから改めて新鮮だったし。

しかし一般人に訴求する力はほとんどないと思われる。
公開4日目に見てハコに7人しか観客がいない状況もヒドイが、その中に一見さんでたまたま見てしまったという人が
いないことを祈る。知らずに見たらこれほどヒドイ作品もないだろう。
知ってる人がそのバカさ加減を楽しむための映画だからね。

それでも、わたしの予想よりはだいぶまともだったよ。
フラッシュアニメにしては、スーパーヒーローズがちゃんと出て来たところに驚いた。
もっと著作権的に微妙なところを出してくるのかと思っていた。
まあこれはおそらく、ワーナーが金を出した、儲からなくてもダメモトで作った、ジャスティス・リーグの一風変わった
宣伝映画だろうとわたしは思うので、それなりにそっちからの許可も得ていると思われる。
しかしあの脚本とか、まあヒーローズに対してはわりと穏当な作りだったとはいえ、よくOKを出したよね。

島根ネタは今回も満載で、ストーリーは相変わらず超うすっぺらで、これでもかというほど適当感を見せつけてくる。
あの独特のノリはやはり一個人の個性じゃないとブレますよ。
多数で作れる作品ではない。がんばってるなあ、フロッグマン。

山田孝之の山田孝之らしさというのは今回あまり前面に出てなかったように思う。普通でした。
それに対して、安田顕は存分に彼らしさを発揮していたね!ジョーカーにぴったりだった。
この辺のラインナップも心をくすぐるものがある。彼らを雇える金があって良かったね。

しかし劇中CMの企業も、また絶妙な線を狙ってくるわ。
まさに中級クラス。ローカル感も出しつつ、社長の似顔絵を登場させつつ、ああいう風に見せられては嫌えないわなー。
金のかかった戦闘シーン後に出る、「ただいまの戦闘は〇〇の提供で戦われました」というトボけた味わい。
やっぱりこのノリは好きだ。

楽しませてもらいました。フロッグマン、これからもどうぞご活躍を。

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