◇読んだ本の感想。 ◇ 松井今朝子「吉原手引草」 これは、手法は有吉佐和子の「悪女について」と同じだよね。インタビューで徐々に事件の姿を浮かび上がらせていく。「悪女について」はその巧みさに相当感心したけど……巧みさという意味ではこの作品は一歩も二歩も及ばないね。しかしこの作品の肝はそこじゃ... 2017.06.29 ◇読んだ本の感想。