ど甘でどストレートな、ど真ん中のラブコメっぽい。これはわたしには大丈夫だろうか。
綾瀬はるかは、役によってはいいけど、基本あんまり好きじゃありませんよ。
そう思いながら行ったところ(なら行くなよ)、……すまん、大変ツボにはまった。見てよかった。
ワタシがラブコメに!?何か敗北感を抱くなあ。
「ノッティングヒルの恋人」もお気に入りの映画だけど、あれは若干言い訳がきくじゃないですか。
イギリスが好きだし。ロンドンの風景も楽しめるし。
甘々な部分だけではなく、脇役たちとその友情も美しい。
が、これは言い訳も出来ないほど、どストレートなラブコメですからね!
イケメンで金持ちで育ちがいい王子様に、何の努力もなく愛される。
とにかくこのシチュエーションが大変に気に入ったのだと思われる。
……そんなこと言ったら身もふたもありませんが。
しかし実際そうですよね。本人の(←綾瀬はるかの)人柄がいかに良いとしても、
両想いになるまでは、綾瀬はるか側は全く努力をしていない。まあそういうところを描いてないからこそ、
後半部分が突如現れた壁になるわけで、ドラマツルギー的にはアリでしょう。
……一体ワタシはなんでこんなことを書いているのか。この映画の感想でドラマツルギーなんて単語を使う必要がどこにあるのか。
多分こっ恥ずかしいんだな。ストレートに言うのが。
正直に言おう。要は斎藤工の色っぽさも、間宮祥太朗の美形ぶりも良かった!甘々な話も良かった!
……そういうことを声を大にして言うトシじゃないっすよ。
斎藤工はこないだやってた「臨床犯罪学者 火村英生の推理」で初。初というか、「ゲゲゲの女房」もうっすら覚えてるけど、
全然目につかなかった。
好きかって言われると……どうだろうなあ?でもまあ色っぽいオトコですよね。唇がね。
背も高いしね。姿勢良すぎるけどね。今まで3回見たなかで、あんまり役柄変わってない気がするけどね。
まあとにかくいいところのお坊ちゃん感も出てたし、嫌味なくエリートだったし、そうね。これもある程度ハードルが高い役かも。
笑わない人が笑うってのは、実は魅力的なんだよね。オドレイ・トトゥとかそうだもんね。笑顔にヤられる。
そして実は、わたしは間宮祥太朗を目当てにこの映画を見たのだった……。
「ニーチェ先生」で見て、大変美形でそして変な役の彼が気に入り。別な役だったらどうなんだろう、と思って見に行った。
そうしたら、……超美形でした!!ストレートに美形。こんなに!?みたいな。
ここ半年くらい鈴木亮平を贔屓にしていたのだが、贔屓が入れ替わってしまいそうな勢い。
素で喋るとどんな人なのか知りたい。性格や頭も大事だと思うので……
バラエティにもたまに出ているようだが、地上波の番組表は見ないので、
出ててもその番組はすでに過去になっていて見られないというジレンマ。
まあいずれはどこかでお目にかかりたいものです。出来れば自分が見てもいいと思う番組で。
久々に大地真央を見て、はまり役。セレブ感あるし。
お父さんが市村正親だったのは、登場時点ではミスキャストだと思ったけど(この人セレブ感ないし)
だんだんいい味になっていった。
水原希子という人は初めて見て、やっぱり登場時点では今一つな感じがしたけど、だんだん共感できた。
そして英語をしゃべってるシーンを見て、ああ、なるほど……と思った。
坂口健太郎……ああ!!!「俺物語」で、さっぱり美形のオーラがない(そもそも原作でもナイ)砂川を演った人だったっ!
すっかり忘れていた。人間忘れるもんだなあ。
今回の役柄の方が地味ながらずっと魅力的。前回は超美形という設定なのに地味だったから。
お祖父さま役の大野拓朗なる人。なる人じゃなかった!「三匹のおっさん」の孫役だ!うーん、忘れるもんだなあ。
夏帆はね。役者としていいんだけどね。もう少しカワイイ服を着せてあげても良かったのでは……
獣医の服も、披露宴の服も、役作りかと思うがイマイチでね。今時、一般人でももっとカワイイかっこをするよ。
そして、若者の観客がほぼゼロで、年配のご夫婦とかがすごく多かったのは、
シャーロット・ケイト・フォックスが出てたからですかね?
平日昼間とはいえ、この映画の観客層、これでいいの?途中で数人帰ってた。
ハコも小さくてね。見た人のレビューはわりといい感じなのだが、(そしてわたしもハマったが)
入りとしてはダメな部類だろうなー。もう少し入ってもいいけどなー。
話自体はとにかくラブコメなので……でも、丁寧に書いてるとは思うけどね。いい加減さはなかったよ。
綾瀬はるかの苦悩に共感出来た。あそこから突然ドーバー海峡に話が飛ぶのもキライじゃない。
斎藤工のコスプレっぷりが……あんなにそのまんまコスプレだとは思わなかった。楽しめましたな。
ほんとーに甘々だから、男性が見て面白い映画ではおそらくきっと多分ナイ。
男性は相当の甘党以外不許可。
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