PR

< めぞん一刻 >(アニメ・Hulu視聴)

むかぁ~し昔のアニメ。まともに見たことがなかったので今回全部見た。
一話30分(エンディングとオープニングを飛ばすので正味23分くらいか)・全96話を
1ヶ月強で見終わったんだから相当な強行軍ですな。
Hulu大活用です。

しかしまあ話がもどかしかった!
そういう話だから仕方ないのだとはいえ、「そこではっきり言わんかい!」とか、
「はっきり断れ!」と叫びたい部分が山盛りなストーリーで。
登場人物の優柔不断ぶりにむかつきました。

特に音無さんがね。
友達としてはいい人、という人を振るのはけっこう難しいことと思われるが、
三鷹に対する態度、あんなにダラダラ引き延ばしてさー。実生活でこういう人がいたら、
ええ加減きっぱり言った方がいいのではないか、と反感を持つと思う。
思わせぶりな態度、言葉に出さない好意を断ることはなかなか出来ないけど、
三鷹ははっきり言葉で伝えてるわけだしさ。彼は彼で相当図太いですけども。

五代に対してもね。朱美さんが言ってたが「ろくに手も握らせない男のことで、泣くわわめくわ、どうなってんの」
って、ほんとこれ。めんどくさい女だ。わたしが男だったら、こんな女絶対無理。
しかも島本須美の声が、冷たい時はどこまでも冷たくて、第三者として聞いているだけでも
心が折れるというか、五代くんに肩入れして反感を持つ。
要は響子さんがキライだ。

だが五代もキライだ。八神にしてもこずえにしても、はっきり言え、はっきり!
こっちはこっちで超優柔不断。
イライラするわー。なんでそう押しに弱いか。
こんな奴に人生託したら苦労するよ、響子さん。むしろ三鷹の方が絶対いいよ。金もあるし。

……と、主人公二人にイラつく話でした。

ただ、さすがに96話も続けると、キャラクターはじっくり描けるね。
アパートの住人とか(四谷さん秀逸!台詞まわし大好き!声優えらい!)、おばあちゃんは最高。
地味に賢太郎の存在が光っていた。最終回で中学生になっていて「おお、こんなに大きくなって……」と
親戚のおばちゃん的感想。

当時でさえ舞台はレトロだったが、今の時代に見ると別世界だなあ。
何せピンク電話だもんねえ。……今ピンク電話というと別もんになると思うが、
昔はピンク電話が随所にあり、赤電話(公衆電話)じゃないからピンク電話なんですよね。

アニメとマンガはけっこう相違点があると思われるが、高橋留美子は上手い人なんだと思う。
息が長いよね。見たことないけど「境界のRINNE」という作品を今も連載中で、
アニメにもなってるんでしょ?
才能を上手に長く使っている理想的な例かと思われる。
ただキャラクターの顔はみんな同じだけれどね。

連載ってのは、止める勇気も必要だよね。
世のマンガは10年を一区切りにすればいいのではないのか。
10年描いて、さらに書き続けたい内容のあるマンガがそうあるもんではない。
死に体で形だけ続けていてなんとしょう。止めましょう、いい加減。あれもこれもそれも。

Huluにて視聴。
(配信番組は随時変更があります)

Huluで今すぐ視聴!今なら無料視聴実施中!

コメント