いつものホームズとちょっと違い、むしろワトソンが大活躍する話。
というか、ホームズ、あれではナサケナイですよ。
初っ端から「カリスマ性が全く感じられないホームズだ……」と思っていたのだが、
最後、なんとマヌケにも底なし沼にはまって死にそうになるんですからね!
そこにワトソンが駆けつけて、ホームズに銃口を定めた犯人の頭蓋を打ち抜き、
(ワトソンも肩を撃たれているにもかかわらず)渾身の力でホームズを助け出すんですからね!
おいおい、主役はどっちだ。
というより、今作の主役はワトソンだな。役者はイアン・ハート。
ついこないだ見た「淑女殺人事件」の方でもワトソン役だったが、とても同じ役者がやってるとは
思えないほどワトソンの描き方に差がある。
犬はCGだそうだが、さすがに2002年のCGだけあってかなり稚拙感。
妹(実は妻)役がえらく美人で、イギリス女優にもこんなに美人が!と思った。
でも総じて言えば地味な映画。映画といっても、「淑女殺人事件」と同様テレビ映画だそうですから、
日本で言えば2時間スペシャルみたいなもんかなという気がする。
やはりホームズはジェレミー・ブレットであろう。
まあカンバーバッチも嫌いじゃないが、あれをホームズの王道とは言えない。
あ、でも今度たしか番外編で、伝統的なヴィクトリア朝のホームズバージョンを
カンバーバッチとマーティン・フリーマンでやるんだよね?
それ楽しみ。日本でいつ放映してくれるのかなあ。
Huluにて視聴。
(配信番組は随時変更があります)
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