好きで読んでいるマンガで、巷の人気も高いらしい。アニメになりました。
アニメは7、8話まで、原作にとても忠実に作ってた。
コマ割りもマンガからそのまんまとってた印象。その誠実さは買うけど、やはりアニメはアニメならではの
表現をしてなんぼだろうという気がする。
その後はだんだんアニメならではの運びになって、逆にうっすら独自路線の強さが気になったけど、
まあ誠実なアニメでしょう。
でも実は、声優が全体的にイメージじゃなかったんだよねー。
正直に言えば下手だなあと思って見ていた。猛男はぎりぎり可だったが、砂川と大和がダメだった。
2人とも、いかにもそれらしい声を出すのが第一目標になってて。
役作りというのは“それらしい声”を目指すものでもあるけれど、それと同時にその場その場の感情を
うまく表してこそだよね。砂川はいつもアンニュイな言い方、大和は常にカワイ(すぎる)声、という。
一本調子と感じずにはいられなかった。
マンガは、わたしの思うところ、とても微妙なラインで成功しているよなー。
あらすじだけで見たら、ナニコレ?と思うベタさだし。
しかしそのベタさを、純情さとギャグの奇跡的なバランスでのりきり、
台詞回しの微妙な直球さ(言い方ヘンだが)、表情の良さ(ここぞという時の表情は感心するほど上手い)で
乗り切っている。バランスの見事さ。
それをアニメにしようとすると、それはなかなかハードル高いですよね。
アニメではあの微妙な表情は出せなかろうし、台詞回しはやはり声優がいまいち、
アホらしいほどの純情もなかなか描けない。相当にギャグマンガに寄ってしまっている。
ギャグマンガじゃないんです。ギャグ要素をふんだんに盛った純愛マンガなんです。
まあ普通のコメディアニメとして良質だとは思いますけど。
24話はコミックスより先に行っていた。なるほど、意外に早期に決着がつくんですね。
コミックスは読みがいがある巻と内容がない巻の差が若干激しい気がする。単に好き嫌いかもしれないが。
そしてアニメより相当ハードルが高いと思われる実写版映画もやりますね。
こないだ旅番組を一度見てから、一瞬で贔屓になった鈴木亮平が主役を張るので、応援スタンスで見ます。
が、おそらくこの映画が良作になることはかなり低い確率だと思います……。
いかんせん、マンガの微妙さが実写化で表現出来るとは思えないんだよなー。
期待しないで期待。
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(配信番組は随時変更があります)
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