シュールな映画。そもそも原作からしてシュール。でも楽しいですよ。
主役級がみんな好き。山田孝之と濱田岳はついこないだ見た「勇者ヨシヒコ」のたしか悪霊の鍵の方でも
共演していた。それがまた別の関係性で共演していることが面白い。
けっこう前の映画ですから若いですよね。
荒川良々の存在が、実は要だったのではないかと思う。適度な存在感。
彼がいたからホルモーにリアリティが……いや、さすがにリアリティというほどではないが。重みが出た。
つーかもう、年齢も年齢だというのに大学生役をさせる。そして、してしまえる。
オニ語とそれに付随する動作がツボだったかもしれない。
ゲロンチョリーについつい乗せられてしまいそうだった。思わず動きを真似したくなったりした。
覚えるの大変でしたよね、きっと。そしてふと我に返った時に、若干恥ずかしかったですよね、きっと。
でも見てるこっちは楽しかったので、あのアホな設定を真面目にやってくれた役者に感謝。
レナウン娘のシーンは原作でも「は?」と意表を突かれた部分。万城目学、こう来ますか……。
なんでよりによってソレ?と突っ込みたい。面白いからいいけど。
でもまあレナウン娘に喜ぶ世代は、この映画を見る層ではかなり上ですね……。
万城目学の年代でもぎりぎりではないのか。
わたしのイメージとは、オニが相当違いました。
わたしのなかでは、陰陽師の式神のイメージで紙で切った人形(ひとがた)風。
目鼻がなくて、映画でのああいう生物感がなく、もっと無生物の造型。
でも楠木のオニはキャラクターが立ってて可愛かった。武器に持ち変えるのもおお、技だな!と思った。
式神風の方がコワくて良い気もするが、楠木のオニのゆえに、あれでもいいかと思った。
3回生の新人勧誘の頃になると栗山さんが絵に描いたようにイメチェンをしているのが……いまいち。
栗山さんは元々超美人ですから。普通になると普通の美人になってしまう。
多少は元の造型を残して欲しかったよ。そもそも山田孝之にしても周りの人たちにしても相当にヘンなんだから、
順調にオシャレに開眼しても、普通の美人になるわけないのだ
そういえば、芦名星ってこういう顔の人だったんだと初めて知った。なんかイメージ違った。
途中まで別な人と勘違いしてた。……だがその女優の名前が出てこないというこの事実。
えーとえーと……あ!そうそう!矢沢心!でもちょっと年齢が違うのか?あんまり変わんないか?
原作ありの映画ではかなり成功している方じゃないかなあ。
うまく原作のシュールさとユルさが映画でも表現出来てる。まあユルい映画を見たい時向け。
Huluにて視聴。
(番組は配信期間が終了する場合があります)
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