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< インディゴの夜 >(ドラマ・再放送視聴)

再放送を、たしか♯6から見た。
数年前に原作を読んだからね。好きとまでは言えないが、まあまあな気がしていたので、
ドラマも見てみた。そしたら期待よりだいぶ面白かったのでお得な感じがした。

森口瑤子は好きな女優。シリアスな役柄よりもこういうコメディの方が見てて好きだな。
まあわたしの好みは大抵コメディなんだけれども。
話としてはだいぶチープ感が漂うところ、役者の顔ぶれの良さで面白く持ってきている。
ホストクラブの話で、若い男の子がいっぱい出てくるわりには個々キャラが立っていてちゃんと区別できる。
わたしはそういう部分に脚本の力量や熱意を見るので、そういう脚本が大変嬉しい。

ま、話はチープですけどね。
仲間たちの絆と友情の物語。……まあでもいいじゃないですか、そんなにひねらないのも。
いつも「ひねりがない!」と言っているわたしにしてはアマイ。

ホスト達の役者は、みんなそんなに有名な俳優ではないと思うんだけど、全員いい味出してると思うよ。
これは脚本、アテ書きですかね?そう思うくらいみんな活きてる。
ホストと言っても、“異端のホストクラブ”という設定なので、見た感じはほとんどホストタイプではない人たち。
あえて言えばオタク系とアート系の混淆?アフロなヤツもいれば、マッシュルームカットのヤツもいるし、
筋肉系のヤツ、偽タイ人?のヤツ、ちっこいヤツ、妙にイケメンのヤツ、双子なヤツら、インテリ系、平凡。
あれ?全員言えると思ったのに、1人2人足りないかな?
でも10人前後もいて、ちゃんとキャラとして定着しているというのはエライ。

この中に一人、わたしの出身高校の役者がいて、wikiで初めて知ってびっくりした。
有名人がほとんど出てない高校だというのに……。

升毅が何と!おかまのバーのマダムになっている!ちょっとアナタ、今更演技に新境地?
(といってもまあ5年前のドラマだが)
國井隼が「パコと魔法の絵本」でおかまになっているのもひっくり返ったけどなあ。
升毅は一瞬見た時はミスキャストだろ~~~~と思ったもんだが、
その背の高さがキャラクターに活きてる。豪快に笑い、激烈に怒り、そして泣かせる。
いい味出してる。

原作はミステリだが、原作もミステリとして出来がいいかというと微妙。
ドラマはさらにキャラクターもの、仲間物としての話になっている。
仲間物としても大層ベタだが、このベタさ加減はキライじゃない。
ゆるーく見て楽しかった。一日10話くらい見た日もあったが飽きなかった。
一話実質20分弱だから、3時間か。けっこうだね。

30分の全63話。相当な長さの方だとは思うけど、もっと長くやってくれても良かったんだよ、と言いたいくらい。
おや、けっこうお気に入りなんだな。
最終話あたりは話が超グダグダだったけど。それもユルす。面白かった。

出演俳優にはみんなにシンパシーを感じてしまったよ。「指輪」以来だな。
みんなオシゴトがんばれよ!とエールを送りたい。
出来ればわたしが見るようなドラマや映画に出てくれると嬉しいが……
wikiで見ると、みんなそれぞれちゃんと仕事しているようなのに、
わたしが見たドラマや映画って、ほんとに数えるほどしかなくて。
唯一印象に残っているのは「ゲゲゲの女房」の加治将樹くらいだ。

全63話を全5枚?それをちまちま一枚ずつ売ってどうするんだっていうね……
でもがっつりセットになっていると高いし、むしろ買いにくいのか。

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