アメリカ文学(を最短コースでちまちまと)遍歴中。
これも話としては苦いが、アメリカ文学初期の(わたしが読んで来た何冊かにおいて)苦味は
だいぶ影をひそめたな。読むものとしてはあまり苦痛なく読めた。
ひりひりするようなドライさから、ようやく湿度を含んで来た感じ。
逃亡奴隷の話なので、話としてはやはり辛い。逃亡時のことなんて読んでてうぞうぞする。
ツラいこと、苦しいことから極力目を背けて生きていたいわたしは。…………
その後、現在の生活が語られるのだけど、その部分が相当に空想的。
ファンタジーというより不条理。不正義と言う意味ではなく超条理。
昔、亡くした娘が別人の姿をとって現われる。
だがこの娘の霊魂は、そうやって現れる直前は、母の家に住みついてポルターガイストをやっていたらしく。
娘にとって母は、愛憎半ばする存在らしい。娘にとっては妹にあたる少女も一緒に住んでいるが、
妹にとっての姉も(ポルターガイストでも別人の姿でも)慕わしい存在であるが、それだけではない。
あかん。基本的にストーリーの説明が全く出来ないわたしに、この話の要約なんて絶対出来ない。
そのゆえにアマゾンを貼っているのではないか。アマゾンを見て下さい。
そして感想も、……読んでからしばらく経っているのでもう忘れた。
そもそもこの話の感想をちゃんと書けるくらいマジメだったらば、こうなってはいない。
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読んだというメモだけ。でないとタイトルすら忘れてしまう。
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