ショート。
リプニツカヤVSラジオノワ。が見どころだったろうか。
のびのび滑っていたのはラジオノワの方かな。無理なく。気負いなく。
それでも順調に成長しているなと感じるし。スピンの形が面白かった。ビールマンも良かった。
リプニツカヤは、ラジオノワに比べて何が気になるって、衣装が幼いことなんだよなー。
必要以上に幼い。それはどういうことかというと、ジュニアの選手がシニアに混じってるように見えてしまう。
まあそれが審判団にマイナスに働くとも思えないが、わたしにはちょっとした違和感に見えた。
どうもママッコ的に見えるという意味で。――ママッコは方言だそうなので、ニュアンスが伝わるかどうか不明だが。
リプニツカヤ、良かったですけどね。珍しくムキになってると見えた。それがプラスにはなってたが。
今井遥も入りに気合いがあって良かった。振付も細かく刻んだ感じ。
転倒が返す返すも惜しかったなー。点数はもうちょっと欲しかったね。
コメントや表情にもいつもと違う力強さがあって、この力強さをせめて2年前に欲しかったと思った。
メイテさんはチョコレートケーキにクリームをかけたように見えて美味しそう。
ジャンプ安定。最後のコレオのダンサブルな動きがかっこよかった。彼女はやはりきびきびと動いた方が映える。
ワグナーは、ほんとに目先を変えて来ない。なのに飽きずに見られるのは、力があるからだと思う。
※※※※※※※※※※※※
フリー。
やっぱり見どころはリプニツカヤVSラジオノワの対決だろう。
二人を続けて見ると、ラジオノワの方が見ごたえがあるのは否めない。点数もそうなってるけど。
わたしは技術点とか難しいことはわからないので、あくまで見た目の印象なんだけどさ。
ラジオノワは見せることに天性の才能を持っていると思う。開かれた演技。
演技力・表現力をつけることでその天性を持たない人でも見せる演技が出来るようになっていくけれども。
ラジオノワは見せることに自然だよね。昨シーズンのゾンビなんて、ようやるなーとおもったくらい。
14歳であれだけ変わったプログラムをやる子はいませんよ。まあエキシビだけれども。
そしてジャンプも上手いんだから、これは強い。
選手としてはわたしはリプニツカヤの方は愛着は若干高いんだけどね。
ただ出てきた時――2シーズン前かな、あまりにもアンドロイド的な動きに、受け付けなかったのは事実。
異質なほど。わたしのキライな器械体操系列のフィギュアだった。でも彼女の場合、それだけではない、
さらに高いところにいたので、やはり目を奪われた。
その後、振付に柔らかさを加え、本人にも人間らしいところが見えるようになったので安心したんだけどね。
二人を並べて見ていると、グーとチョキを思い出す。華やかさという点で優ったラジオノワが良く見える。
ただこれがタミ子さんとリプニツカヤという組み合わせの場合、リプニツカヤの正確性や軽やかさで互角以上に見える。
中国大会で、あれだけ完璧だったタミ子さんの演技の直後、リプニツカヤは負けませんでしたからね。
タミ子さんとラジオノワという組み合わせだと、タミ子さんの妖艶さの前にラジオノワは子供に見える。
三つ巴な感じ。
まあわたしは数多いロシア娘たちのなかで、この3人が好きだからそう思うのかもしれないけど。
贔屓具合は、タミ子さん、リプニツカヤ、少し離れてラジオノワかな。他にも色々いるんですよねえ、ロシア女子。
そんなにいたら大変だろうってくらいにいる……。
アリーナ・レオノワは別格で好き。彼女たちとは同じ土俵には上げられない。
今井遥はジャンプのあと、流れがあって良かったよ。
メイテさんはジャンプが力強くていい。曲も合ってたね。
ワグナーは失敗しても強い。
ただこの顔ぶれだと、結果がもう見えてしまっている気がするから、中継(録画)を見ても
あまりドキドキ感はないかな。よっぽど番狂わせがない限り、ラジオノワかリプニツカヤが1位で、
ワグナーはやはり3位に入ってくるだろうから。
今期は18歳くらいのGPシリーズ初参戦というのが目立つね。入れ替わりのシーズンだからね。
でも14歳、15歳で出てくる選手たちを見慣れちゃうと、18歳というのはだいぶ遅いスタートと感じちゃうな。
27歳で出てきて、31歳の今花開いているメンショフみたいな例もまれにはありますけど。
コメント