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フィギュアスケート GPシリーズ カナダ大会 2014 女子。

ショート。

ふふ。ふふふふふ。
出てきましたね、本郷理華。2年前の、たしか全日本選手権から横目で見ていたのだが、
短期間でけっこうな成長ぶりですよ。大きな体を活かしてのびのびと滑っている。
大きさが映える演技でしたな。きれい。
今回の演技は素晴らしかった。世界ジュニア8位という成績はちょっと不満。
まあでもその後の一年での伸びは大きかったはずだ。期待。

わたしの好きなレオノワが、久々に会心の滑りだったのではないか。ジャンプ良かったよね。
パイレーツ・オブ・カリビアンは名作だったが、今回のチャップリンもとても面白い。
女性でチャップリンを演じるって珍しいよね?
衣装もやり過ぎず、品よくチャップリン。良かった。
コーチが変わったようで、その点についてもほっとした。

宮原知子。
前回の「戦場のメリークリスマス」も素晴らしいプログラムだと思ったが、今回のこれもいいと思います。
「魔笛」なら夜の女王のアリアとか使ってきそうなもんだけど、何かあんまりよく知らない曲だった。
この人は、曲の表現がすごく上手い気がするんだー。
女優。田端智子を連想する。普段の素のトークではすごく引っ込み思案な感じの人だけど、
女優として演技している時ははっちゃけてるし、シリアスも出来るし、恐い役も出来るという意味で。
似てると思います。宮原知子は女優。出来れば、ジャンプをもうほんのわずか高く跳べれば……。

ここに来てワグナー。今回はいつもの肉色は薄くなり、わりとスタンダードな演技。
しかしこの人も、アメリカ女子にしてはずいぶん長いよねえ。アメリカ女子は入れ替わり激しいしね。
そんな中で、崩れることもほとんどなく、安定のジャンプ、その演技。
偉いなあ。最前線を長く続けるということはそれだけですでにお手柄。

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フリー。

日本勢が良かった!祝、宮原初表彰台!

宮原知子は真っ赤な衣装で何を踊るのかと思えば、「ミス・サイゴン」ですか。なるほど。
迫力が出てきたよね。弱冠16歳でここまで曲を表現出来るなんて、ほんと女優。
他に思いつかない女優型。彼女は、曲に自分を染めることが出来る稀有な人だと思うんだよね。
ビールマンもきれいで、コレオもきれいなラインを描いていた。
終わった後、少し泣けた。

本郷理華もとても良かった。ジャンプは安定していたし、唯一手をついたジャンプも、
若くて経験も少ないのにその後慌てなかった。ここが偉かった。
スピンで会場から拍手を貰っていたね。思い切りのいいコレオも武器になる。
今回シニア初挑戦で、ショートとフリー、2つ揃えて来られたのは素晴らしいことだ。

レオノワはドラマチックな振付で、完成形をちゃんと見たいものだが……。
やっぱり勝ちを焦ったのかな。ジャンプがなー。
ワグナーはショートに同じ。驚異の安定性。この人はほんとに自分の強みをわかってる。

そして、金メダルをとったポゴリラヤなんですが。
きれいだし、スケートも伸びてるし、ジャンプも安定だし、文句をつけるところもないが、
なんか印象が薄いのはなんでだろう?面白みがない気がする。
曲調が変わっても、それが滑りに反映しないなと思った。つまり曲を表現するという部分が物足りない。
でもまだ16歳なんですよね。そういう部分はこれからですかね。
パトリック・チャンも前はそんな感じだったからなー。

今回のBSの放送は男女ショートで3時間、翌日に男女フリー&エキシビションで6時間という超過酷なものでした。
録画で見るから、ちょっとずつ見れば、と思いつつも結果を早く知りたいと思う。
ので、2日間で合計7時間……。まあ正味で言えば4~5時間だと思うけど。
さすがにエキシビは明日か明後日見る。
ほんとにGPシリーズ中は大変ですよ。これが年末まで続くのかと思うと……。
しかもNBAも見なきゃいけないんだぞ!あかんわ。

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