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89ers、10月4日ホーム開幕戦。

うむう……。
まあ負けたんですけどね。箸にも棒にもかからない試合というわけではなかった。
スタートは相変わらず鈍くて、9-22まで差がついたけれども。でも途中逆転したシーンもあったし。

しかし色々考えさせられる試合でした。
……わたしが真剣に考えても別に何がどうなるもんでもないんだけど、なんか考え込んじゃったよ。

bjリーグは外国人の当たり外れでその年の成績が決まると言っても過言ではない。
で、こないだの公開練習で見た感触だと、なんだか今年はいい感じに見えたんだよ。
それぞれ得意なことがある感じ。これが上手く組み上がったら、とても面白いチームになる。

で、実際の試合を見るとですね。

今日はケジュアン・ジョンソンの一人舞台という感じだった。
メインのガードをやっていたからボールを持つ時間も長いし、3ポイントをけっこう決めていた。
能力のある選手なんだなー、というのはよくわかったんだけど、
――彼のワンマンチームになるのは是か非か?という話。

ワンマンチームになる!と決めてかかるのもどうかと思うが、今日の試合を見るとその可能性があると思うんだよ。
公開練習の時にわたしが感じた、彼の神経質っぽいところがもし事実だとすると、
思い通りにいかないとわりとすぐキレてしまう恐れがある。
そうなるくらいならば、ケジュアン・ジョンソンを中心に、気持ちよくプレーさせた方がいいのか?

ただ、今まで89ersはそういうチームじゃなかったし、バスケは一人でするもんでもない。
わたしの好みとしては、そして多分バスケの醍醐味は、一人一人の歯車が組み上がった時のケミストリー。
ケジュアンがその方向へ進めるのか、だいぶ疑問。

能力があるからね。自分でやった方が早い、と思っちゃうかもしれないんだよね。
今日の試合でも、後半は強引な切りこみも目についた。
能力が劣る他人を活かせる器量の持ち主かどうか……。
自分がガードで最多得点で、なんてやってたら、チームとしては大きくなれないと思う。
NBAでいえば、クリス・ポールは得点力も高いけど、その前にガードとして他のメンバーを活かしてるでしょ。

だってホワイトなんて、今日ほぼいいところなくってさ……。
彼は去年、けっこう活躍したし、得点力も本来はあると思うもの。
……でも今日はほんと、ボールを逃がしまくり。「ちゃんと持て!」と言いたくなったなあ。
去年はそういうことをやっていたイメージはあまりないんだが。その他の外国人は多かったけどね。

うーん。ケジュアン問題は今後の試合の推移を見守って。

※※※※※※※※※※※※

じゃあ改めて試合の感想を。

序盤は相当に点数が入らなかった。
でも、「今年は何かいい感じ」という先入観があるせいか、シーズン序盤としてはこういうパス回しで
攻めるのもいいのかと思ったんだけどね。今後の伸びしろを感じる。
……しかし考えてみると、去年ももしかして同じように、序盤はパス回しで終始し、
いつかは動けるようになるだろうと待っていたらそのまま終わってしまったというか。
去年の二の舞いはごめんですよ。

でもパス回しも、しょうもないパス回しとは感じなかったな。ちゃんとやってるパス回し。
まあ相手を崩せるほどでもないけど。
NBAだとパス回しの多用で相手ディフェンスを崩して空いてる人を作ってシュート、というのが
王道の攻め方ですけどね。なかなか空いてる人が作れない。それではアカン。今後は頼みますよ。

ただシュートが入らなかった。そもそもアプローチ数も少なかった。
やっぱりもうちょっとトライしないとさー。まあ数を打てばいいというものでもないが。
文哉の3ポイントも入らなかったし……。やっぱり文哉の3ポイント欲しいよねえ……。
ダンクごときものも何本かは決まったけど、まぐれっぽい。
ちゃんとフォーメーションを組んでそれが決まるとかっこいいんだけどねえ。
……それは相手方が後半に見事なやつを何度も成功させてました(^_^;)。

自分も低得点だったが、相手も低得点に抑えたゲームに見えるが、相手の攻めも相当慎重だったからね。
ディフェンスが良かったのかどうかはちょっとわからない。
しかし相手の遠いところからのシュートがかなり決まってたわ。初戦からあの決まり具合は見事。
毎回あそこまでの成功率ではないと思うが……。どうだろう。
こちらは、今日のようなシュート成功率(の低さ)が続くわけでもないと思うがどうだろう。

あ、わたしは今年のフリースローはあんまり心配してなかったんだけど、
案に相違して半分ほどしか決まらなかったのではないか。
実はフリースローがヘタクソなのか?スニードが下手なのは知ってるけど、
(スニードってグリズリーズのランドルフのタイプだよね)
他は大丈夫だと思ってたのになあ。

ちなみにスニードはずっとベンチでした。……怪我?それとも重すぎて出られない?
スニードが置物になってしまったら、今年のチームも駄目ですよ。ちょっとその恐れあり。
だって見た目からして絶対に重すぎるもの。スニードの給料分で別な選手を雇っていたら……
ということにならないことを祈る。

志村は、ケジュアンの次くらいに活躍してたかな。ハミルトンの方が活躍してたかな。
ケジュアンに一歩譲っている感じ。立ち位置的にそうならざるを得ないだろうが。
まだ31歳だったか……。もうだいぶ長く89ersにいるし、来た時点でそれほど若くなかった気がしていたので、
もう30代半ばな印象だった。じゃあ今年も去年に変わらずガンガン動いてもらわないとね。
あのしつこいディフェンスは大事。

つーか、あれホワイトだったんですね。去年と比べて、相当痩せてない?
スニードが隣にいるからという理由だけではなく、がっちりした体型だったのがむしろスラッとしている。
とにかくボールをしっかり持てといいたい。得点云々はその後の話。

ハミルトンはわりとシュート入れてたしリバウンドも取ってた印象。
高田が3ポイント1本決めてた。
去年けっこう動いてた和田が今日は存在感なし。
真人は、出場時間長かったけど、あまり印象なし。
金子がベンチで一所懸命声だししてた。そういうの大事。

重大で明確な問題点がある。
オフェンスリバウンド、誰も跳んでない。
去年もさー、もうそれはそれはリバウンドが取れなくて、ハミルトンが後半に加入するまで
リバウンド?なにそれ美味しい?状態だったが、今年はオフェンスリバウンドがその状態。
ディフェンスリバウンドは半分程度は取れてる気がするが、オフェンスリバウンドがほぼ皆無。

だからシュートチャンスも極端に少ないんだよなあ。
志村と文哉がコートに出ている時点で、はっきりいってリバウンドは不利なんだから、
そこも外国人にがんばってもらわないと困りますよ。

ケジュアンが皆を活かせて、フォーメーションが出来るようになって、文哉の3ポイントが決まって、
リバウンドを取れるようになれば……強いチームになると思います。そりゃそうや。
そんなに急に変わる部分でもないだろうが、とりあえず明日はオフェンスリバウンドをがんばりましょう。
ここでだいぶ違う気がするよ。明日は勝て。1勝1敗と0勝2敗ではスタートとして大違い。

あ、今日はけっこう人が入っていた。自由席は多分ほぼ満席。3000人は余裕で超えただろう。
だいぶ安売りもしたらしいが、何しろ開幕戦だから人が集まることが大事だと思いますよ。

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