東北大学の公開セミナーに行ってきました。
……数十年前の学生生活を思い出した。
学生生活の何を思い出したかというと、講義の時の居眠りはこんな感じだったなあと。
だってスライド上映でまわりは暗く、先生は名調子で、――やっぱり眠くなりますよ、それは。
講演は2名で、
1.「はやぶさ2」が拓く宇宙探査 國中均教授
2.「はやぶさ2」が探る惑星科学 渡邊誠一郎教授
どちらも講演自体が1時間ちょっと、質疑応答がその後20~30分あったので、予定の時間をオーバーし、
14時開始で17時過ぎ終了。
内容は、――まあ居眠りしていたところが一番難しい部分だったようだが、そこは聴いてないので、
全体的には一般向けと感じた。はやぶさのイオンエンジンの構造とかは、
いやそれ文系にはちょっと無理、な感じだったが。
小学生中学生の参加も多く、それを考えれば難しいかな。大学の一般教養の講義みたいな感じか。
内容の面白さで言えば、よく作られている時の「コズミックフロント」の方が面白い。
でも講義というものを聴くのもほんと久々だし、近くにあるわりには東北大学構内なんて滅多に行かないし、
片平キャンパス、雰囲気ある建物多いなあと再認識したりで行って良かったと感じた。
質疑応答も、いろんなレベルの人がいろんな質問をしていたのに、教授方はけっこう丁寧に回答してた。
啓蒙という自覚があるんだろうな。学者にサービス精神があるというイメージがないから意外でもあった。
まあ「はやぶさ2」の主要メンバーは応対慣れしているだろうしね。
今回の話で印象に残ったのは、
初号機がイトカワというS型小惑星←乾いたタイプの天体。に行ったのに対して、
2号機は1999JU3というC型小惑星←水がある可能性のあるタイプ。に行くということ。
(wikiで見たところ、C型惑星は水とは書いてないが、説明では水という文字がどこかにあったと思う。)
サンプル採取の方法が、小惑星表面で銅板を人工的に爆発させ、小型のクレーターを作り、
そこからより深部の、よりフレッシュなサンプルを採取する予定だとのこと。
まあ早く目標小惑星の愛称を決めた方がいいですよね。「小惑星何だかへ行くはやぶさ2」よりは、
「小惑星イトカワへ行くはやぶさ」の方が間違いなくイメージが明確だもの。
銅板を爆発させることについては、素人考えでは相当乱暴だなあと思う。
爆発させたことで小惑星の軌道が変わるとかはもちろん絶対ないとちゃんと計算がたっての立案だろうが、
何しろ大宇宙のことで、遠い未来に思わぬ影響を及ぼすということがないことを祈りたい。
今回はローバーも上手く着陸させられるといいねー。
わたしは実際のはやぶさ初号機はほとんど興味がなく、映画が立て続けに作られても全然見てなかったが、
何度目かのはやぶさのドキュメンタリーの再放送かなんかを去年だか初めて見て、それで大変に感動したんだよね。
なので、今回の2号機はちゃんと打ち上げから見ようと思います。今年12月打ち上げ目標。
リターンは2020年希望。希望というか予定。今回は3年ずれこむことがないといいですね。
コメント