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< 小田和正ツアー2014 本日 小田日和 >

大変に珍しく、コンサート(って、今もコンサートって言うの?ライブ?)に行ってきました。
付き合いというか付き添いというか。
小田和正は嫌いではなく、オフコースは数十年前によく聴いた。
ただ自分がすごく行きたくて行ったということではないので、冷静。

冷静なところで言うと、小田和正はほんとに声がいい人だったんですねえ。びっくりした。
今回、最新アルバムを聴いてはいたんだが、まあアルバムというのは録音で、
いいところまで何度も録り直しも出来れば、やれば加工も出来てしまうという……
ほんとにベストを作れる素材でしょ。

そういう意味で、ライブでは声が数段落ちるであろうと予想をしていた。御年66歳。67歳間近だし。
しかし、ライブで聴いても声自体はアルバムと遜色なかった。まあ時々息切れしてたが。
いやー、声、いいんだねえ。今さらだが。

上記のような状態なので、知ってる曲が半分くらいしかなかった。
今回のアルバムを聴いていなかったら3分の1知ってたかどうか。
わたしが聴いたこともないような曲で、他のみなさんが盛り上がっている曲もあった。

……好きな人にはまことに役に立たない情報で申し訳ない。
曲の順番とか、紹介出来ればいいんだけどねえ。何しろ知らない曲も多いし。

プログラム自体はシンプルで、MCは予想より少な目、喋り方が意外。
もっとぼそぼそ喋るのかと思ったが、……まあライブの喋りはぼそぼそというか訥々か。
だがスクリーン上で投映されるご当地紀行の時は「仙台にやってまいりましたーっ!」的な、
ほぼレポーターのノリ。

ご当地紀行は本人の休憩も兼ねて、少し長めにVTR?を流すんだけど、
これ毎回やってるんですかね?全てのコンサートの場所で?
周辺の観光地を前日に回っているらしい。何か所くらいだろう、けっこう回ってますから……
これ撮るのも一日がかりだよね。

覚えている限りにおいては、仙台駅前スタートで、大崎八幡神社、釜房湖畔公園(ここ遠いさね)、
東北大学片平キャンパス、磊々峡。他あったかなあ。
東北大学出身の人だから、この時のBGMはたしか東北大学校友歌「緑の丘」だった気がする。
あ、これ、わりと最近小田さんが作った歌ね。

ステージから8の字に通路が伸びていて、ここを何回も一周していて、エライと思った。
歩くだけでも結構な距離ですよ。そこで歩きながら歌って弾いて、飛びあがって手を振って……
いやー、体力使うわ。見てるだけのわたしの方がむしろ途中で疲れてしまった。

MCでもけっこう笑わせてもらったが、一番笑ったのが、VTRの中の仙台駅構内の一コマ。
デカイ観光看板があって、それが「山形日和」……。けっこうロゴも雰囲気似てるの。
「大変に困ったものを見つけてしまいました」
「どっちが先かなあ、小田日和の方が先だといいなぁ(切実)」
などという呟きが笑えた。

わたしは個人的に、「Yes-No」と「ラブストーリーは突然に」の流れが一番盛り上がって、
一番来て良かった!と思ったのは「言葉に出来ない」。たしかピアノのみの弾き語りじゃなかったかな。
声のきれいさが一番よく出てました。

アンコールは2回で、合計5曲かな。最後、ステージ上のバンドの人とアカペラで歌って。締めかな。
いやもう、お疲れさまな感じですよ。エライなー、ちゃんとここまでやる体力。

あとは、照明が好きだった。シンプルで、そんなにこれ見よがしではないけれども。

みんなが楽しんでいるというのが伝わってくる良いコンサートでした。
(コンサートなんてほぼ行かないので、比較対照すべきものがないんだけど)
小田さん、お疲れさまでした。

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