いつも雰囲気とテンションが同じで、今一つつまらないケイトリン・オズモンドが
クレオパトラを選んで来た。衣装が変わるとイメージも変わるので、
今シーズンずっとこれを滑ってきたかどうか、記憶が定かではないのだが、
ほんのすこーしいつもと雰囲気が変わった気がした。
だが、クレオパトラというには悪い意味で可愛すぎるわ。もう少しオトナっぽさを出す努力をした方が……
村上佳奈子なあ。わたしはもう少し点数が出るもんだと思っているんだけど、いつも予想より低い。
それはプログラムの基礎点が低い、ということなんでしょうか。
とてもきれいに滑ってると思うんだけどなあ。
何かもう一味足りないのか。わたしは彼女の真摯な滑りがとても好きだが、一流になるのには
もう一皮剥ける必要があるのか。それは技術点が取れる技なのか。スケーティングそのものなのか。
個人的には、全体的なラインはきれいだし、スピードもあるし、表現力もあると思うのだが、
あとはどこを伸ばしていけばいいのかわからないよ。
エドモンズが、ソチから新星のごとく出てきましたね。
とてもキレイな滑りだと思う。キレイなだけという滑りも多い中、キレイな中に力強さがある。
ので、今後期待。アメリカは入れ替わりが激しいけれども。
選手の個性って、採点競技においても大事なんですよね、きっと。
基礎点を上げるプログラムを作ること、失敗をしないこと、基礎的なスケーティング技術、表現力。
その全てをクリアした上で、独自の世界を持っている人が多分強いんだと思う。
それは見ている素人の観客はもちろんのこと、専門的な目で見る審査員にも影響を与えるのだと思う。
ジェレミー・アボットに、あの彼しか持ってない世界がもしなかったとしたら何と精彩を欠くことか。
アシュリー・ワグナーよりコストナーがはるかに上に来たのが疑問。
うん、まあ、でもそうか、ショートの点数が大きかったね。
でもそんなにミスがなかった鈴木さんよりコストナーのフリーが上?ここも疑問。
まあわたしはコストナーの「ボレロ」は大好きだが。滑り始めの振付がいいよね。
あんなにセクシーな衣装を着てイヤらしくならないというのは人徳だろうな。
でも今回のフリーはジャンプがボロボロで。銅メダルはとったけれど、出来としては残念だった。
彼女は今年引退するのか?まだ去就は公表されてないのか?
やっぱり鈴木さんは鈴木さんらしい滑りだった。
引退届も出したそうだし、ほんとに終わったんだね。
長年、たくさんの滑りを見せてくれた。良い時も悪い時もあった。
わたしたちはそれを見て、感動したり残念がったりしていた。色々な人生の時を味わわせてくれた。
ありがとう。お疲れさまでした。
ポゴリラヤは今一つぴんと来ない選手なのだが……
すごくいいと思うんだけどね。今回、動きの素早さが目に付いた。
ああいうの、けっこう好きなはずなんだけどなあ、わたしは。ガッツも感じるし。
一体何が不満なんだ!と自分でも不思議。でもこれからまた変わってくるでしょうしね。
リプニツカヤは、最近はその演技よりも挙動の方に興味が映ってしまって……。
笑ってますやん!珍しく!とかそういう方向。普段笑わない選手は、いつか笑うかな、と思って
じっと見てしまう。でも去年の、違和感があるほどの無表情からすれば、だいぶ笑うようになりましたよね。
演技後の苦笑の表情に「笑ろてるやん!」と思わず叫んだ。
前ほど負け知らずではない。でもそっちの方が人間らしくていいんじゃない?
わたしは、恐いもの知らずの子供の演技より、悩んだ後の女性の演技の方が美しいと思うよ。
浅田さんは、相変わらず思わず手を合わせたくなるアリガタさ。
演技もそうですけど、自己抑制が完璧に効いた受け答えにも脱帽。そこまで強くなれるかね。
タイヘンだろうなあ、イロイロと……。ここまでオールニッポン的なアイコンになってしまうと。
現在の日本で、皇族の次くらいに受け答えが完璧な人かもしれない。
浅田さんはまだ競技者を続けると思う。多分まだ、やり遂げてないと思ってるんじゃないかと思うんだよね。
最後の最後は、エキシビション。これは録画を今後見る。
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