……現実社会についていくのに疲れたので、自分のペースで録画を見、書いていきたいと思います。
タイムラグがあって、少々マヌケだけれども。
ショートプログラム。
プルシェンコが棄権とは。
……正念場ともいえる個人戦で棄権するくらいに悪いのに、団体戦であれだけの演技が出来る。
まあ団体戦がんばったがゆえの個人戦棄権という側面はあるだろうが。
プルシェンコらしい、ドラマティックさ。
棄権したプルシェンコに対する観客の拍手も良かった。
ジェレミー・アボット。
先にフリーを見たのでショートで転んだのは知っていたが、あの転び方は……相当に痛そうだわ。
よく演技を続けた。ジャンプなんて、痛くてたまらないだろうに、軸は少々ぶれつつも
ちゃんと成功させてみせた。偉いねぇぇぇ。競技者のメンタル。
パトリック・チャンらしからぬ取りこぼし。スケーティングのきれいさは相変わらずで、
なかでもわたしはバレエのような開脚からのジャンプが振付として好きなんだけど。
チャンは2年前まではにくらしいほど強かったんだけどなー。ミスなし。
でも当時はあくまでアスリートで、表現者ではなかった。
わたしは今の、ミスはあっても表現者としても卓越した彼の方がずっと好きだ。
ケビン・レイノルズは去年あたりから表現力がついて来て、いい感じでくるんじゃないかと思ったが。
精彩を欠いた。影が薄いというか、まあとにかく精彩を欠いた。体調が悪かったのかなー。
ショートとフリー合わせて5回4回転完璧に入れられたら、他が少々ダメでも
相当な武器になるだろうけどな。
難しいことだから、成功させるのはなかなか難しいとは思うが、失敗するにしても
なんかもっと充実した表情で滑らせてあげたかった気がする。
高橋は……可もなく不可もなくという感じかね。ベテランだから、まとめては来たけれども。
正直、もう気持ちが切れてるんだろうと思う。無理ないもの。
昨シーズンも前半はダメダメで、でも終盤にはきっちり作ってきて、
シーズン最終盤は素晴らしい演技をしたけどさ。
でも今回はシーズン半ばに怪我をした。「俺はやっぱり五輪には縁がないのか」と弱気にもなったろうし、
気持ちを立て直したとしても、実際怪我持ちの体では練習も存分には出来なかろう。
代表権獲得も、獲得をしたはいいけど、100%明朗な気持ちでそれを受けられたかというと疑問だ。
そしてダメ押しで、まったくのとばっちりの佐村河内守のスキャンダルがばれる……
――話は離れるが、ゴーストライターの人は、なぜこのタイミングで暴露するのかね?
いい人めかして「高橋大輔くんには真実を知った上で堂々と演技をしてもらいたい」……って、
どの口で言うのか、という感じですね。ウザったい話ですよ。選手が気持ちを作るこの時期にこんな雑音。
例えて言えば、作曲者が作曲をしている横で、音痴の人が大声で歌っているレベルの妨害ですよ。
ゴーストライターの人に対しては擁護的な意見を持っている人が多いように感じているが、
わたしはわざわざこのタイミングを選んだことで、世間の耳目を集める足しにしようという
自分の利益のための計算をしたとしか思えない。
そうでなければ何故2週間待てなかったか――。
やっぱり4年というサイクルでピークを持ってくるのは大変なんだなあ。
町田樹が、……11位ってほどの演技じゃなかったと思ったけどどうか。
でも3位のフェルナンデスまでは3.5点差なんだからね。この8人はほんとに微妙な差だよ。
ショートももっと見たい人いたけどなあ。
ジュベールとか閻涵とかテンちゃんとか、ブレジナとかベルネルとかアモディオとか。
まあ有名どころだけを映すにしても十数人になっちゃうよね。そうなると見るのも大変だ。
まあとにかくショートは明暗分かれた。
あ、ユヅルについて全く言及していないが、よくやった!の一言。
団体戦が妙に点数が辛かった反動なのか、個人戦はわりと点数出ている。
いつかはやるだろうと思ってたが、19歳で100点越えを達成してしまうのは驚きだね。
ショートは見事。もうあのプログラムは完成している。
フリーは見終わって、結果はわかってるけど、やはりショートの結果があってのフリーだと思うので、
今後フリーをもう一回見直そうと思う。
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