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< 有頂天家族 9話&10話 >(ドラマ視聴)

相変わらず奇数回は話が全然進まず、内容が薄め。2話連続で見て吉。

ついに海星ちゃんが登場した!……だが、インパクトがほとんどなかった。
見せ方に特別感も何もなかったが、あれでいいのかね?
むしろイメージは、お母さんの日常バージョンが近かったんだがなー。ポニーテイルで。
あれではあの口の悪さと、ひねくれ具合が外見とマッチしてない気がするんだが……
おっとりした普通の女の子っぽい。
まああんまりドーンと見せても他とのバランスが崩れるだろうが、もう少しインパクトが欲しい。

あれ?そういえば、大文字焼きの納涼船のシーンで、一瞬だけ「海星か?」って
シーンがあったよね?あの時の子と同じ感じがあまりしなかったな。あの時は髪結んでた?

そして、総一郎さんが罠に嵌められた時の回想シーンは、
……アニメにあるまじき現実感。
いや、現実感ていうか、なぜかとてもリアルに感じられてほんとに恐かった。
ああいう罠の嵌められ方って、フィクションではありがちで、ほぼお約束なのに、
自分が、総一郎さんの位置にすうっとはまってしまい、
――弟が自分の天敵と組んで、自分を鍋の具として売る――
あの100%詰んだ感は悪夢のようだ。

夷川早雲は血も涙もないひどい奴だし、弁天も赦せないほどひどい奴だ。
フィクションなのに、思わず義憤に駆られるほど。なんだろう、このリアル感。
わたしの前世は総一郎さんだったか?

しかし全てが明らかになった時の、総一郎さんの一瞬での覚悟の仕方は――見事だったね。
そこで後の、教授とのやりとりに続くんだもんなあ。
あの時点からいくらも時間が経っていないというのに、もう覚悟している。潔い。
まあ現実に命がかかった場合には、潔いことは決して美点ではないと思うけどね。

矢四郎が、唐突に夷川関連の職場で働きはじめるのは無理がないか……。
たしか原作でも無理な部分で、それゆえにアニメでも丁寧に説明することが出来なかったんだろうけど。

10話はまさに、絶体絶命のピンチ!どうする矢三郎!?という形で終わっているので、
2週間後を楽しみにしておきます。
……え?次週で最終話なの?

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