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フレンズ・オン・アイス2011 < テレビ視聴 >

楽天が強いので→フレンズ・オン・アイスを見た。
(この矢印部分については「ちはやふる」参照のこと。)

荒川静香プロデュースのアイスショーですな。順調に回を重ね、今年で8回目らしい。
今回、今までのフレンズ・オン・アイスを再放送してくれたので2011年版を見た。

第一部も面白かったけど、第二部を見たあとではそのインパクトは薄れている。
第一部のオープニングで、仙台から来た少年少女スケーターたちと、仙台出身のプロスケーター
(荒川静香、本田武史、田村岳斗、羽生結弦)がコラボしていたのとかは良かったが。

第二部が面白かったねー!
やっぱりコラボが面白い。競技会では、もちろんシングルの選手が同じ舞台で一緒に滑ることは
ほとんどない。アイスショーならではの楽しみでしょう。

高橋大輔の「道」を、田村岳斗がジェルソミーナ役、高橋大輔がザンパノ役で、
コミカルにやっていたのが面白かった!岳斗、けっこう面白い奴なんだなあ。
今までちっとも知らなかったよ。映画のジェルソミーナとは全く違い、なんつーか……
安キャバレーの女風なキャラになっていたが。(←当然女装。)

しかし冷静に考えると高橋大輔がザンパノ?無理があるなあ。
彼が競技会で滑っている時はそこまで考えなかったが、一体どの立ち位置で振付てるのか。
まあ、必ずしも登場人物として踊らなならん、ということはないんだけどね。

高橋大輔が岳斗に布かけて隠しちゃったり、決めポーズを岳斗が邪魔したり。
最後は、岳斗が高橋大輔にキス(するふり)したり。
エンディングはもうはちゃめちゃで、観客も含めてすっかり内輪のノリ。
でも盛り上がってたし、楽しかった。アイスショーはそういう場でいいじゃないか。

やはり高橋大輔の「マンボ」をたしか5人で一緒に踊ったのも盛り上がった。
顔ぶれは多分、高橋大輔、荒川静香、小塚崇彦、鈴木明子、シェーリーン・オズボーン。
ここでの主役は小塚崇彦だろうか。髪型を高橋大輔テイストにして、化粧もばっちりして、
なんだかもう場末のギャングなんだか、ちょっと方向性に疑問があるホストなんだか、
よくわからない外見になっていた。彼も楽しんでたっぽい。
普段マジメな子だから、こういう時にははっちゃけて正解ですよ。

面白いよねー、みんなで踊るの。だからといって、同じ衣装、同じ振付の群舞になってしまうと
今一つだと感じるんだが。個々の存在感をそのまま残した上で、あれこれ絡んで欲しいよ。

佐藤有香さんが滑ってる所を久々に見た。そんなにすごいことはやってない気はするけど、
おっとりした良い滑り。宮本賢治も踊るのかと思ったが、演技はしなかった。
他はまあいつも見ているメンバー。あ、スルツカヤが久々。相変わらず達者な演技で。
これの放映に先立って、荒川静香とスルツカヤの対談も再放送してたけど、
スルツカヤはほんと、明るくて強くて前向きで、いい人そうで……輝いてるわ。

だがわたしが声を大にしていいたいのは!

本田武史の演技が良かった!

第一部でも滑ったけど、二部でも滑り。二部の曲は「エトピリカ」。
曲自体もすごく好きな曲で、嬉しかった。

本田の滑りは男の切なさを含むよね。
優美さ、とかとは全く縁のない滑りなんだけどさ。上手かって言うとそれほどではない。
ジャンプは往年の力がまだ少しは残っているけど、着地が雑っぽい。
……とか、全然褒めてないわけだが。

でも。彼のイーグルはほんとに好き。

彼のイーグル、好きなんだよ。他のみんなも好きなんだよ、盛り上がってたもん。
見た限りにおいては、イーグルって全然難しい技じゃないと思うんだけど、
本田がやるととても切ない。「アランフェス」でも素敵だった。

しかし冷静に考えると、あれしきの技で声援がもらえるのは得な話だ。
本田はイーグルをどんどんやれ。あれ好き。大好き。

もっともっとコラボをプログラムに入れて欲しい。一人で滑るプログラムは競技会のエキシビで
何度も見るけど、そういう場ではコラボは難しいでしょう。
女性スケーターが一斉にレイバックスピンとか、男性スケーターが順番に3回転とか、
競技会のエキシビのフィナーレでたまにやるけど、それをなかなかテレビが映してくれないんだもの。
そういうところを見たい。即席のペアとか。素人感満載でもいい。むしろそれが見たい。

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