今クールはけっこうドラマを見ていた。
これが一番面白かったかな。
まあ、話は大筋も細部も正直「ねーだろ、それ!」ってレベルのオハナシなんだけど、
なんというか、小技がわりと面白かった。
「大学の講義をしながら、その講義とダブらせてセキュリティの抜け方を味方に連絡する」とか。
絶対無理!!で、アホか!なんだけど、それをやろうと思ったスタッフの蛮勇に敬意を払う。
キャスティングがなかなか。派手すぎず、地味すぎず。
近年人気があるらしい松坂桃李を見ることが出来て良かった。そうか、こういう人なのか。
稲垣吾郎がいい立ち位置にいて良いと思った。脇が出来るジャニーズは貴重だ。
面白い役柄だったし。こてこての。
六角精児は好きかキライかびみょーなところなんだけど、やっぱりああいう人がアクセントになる。
唐沢は可もなく不可もなく、といった感じ。主役のわりに見せどころもなかったのではないか?
あんまり得な役ではなかったかもね。
松雪泰子は、多分わたしは映画・ドラマで見たのは初だろうなあー。
「白鳥麗子でございます!」の高笑いは予告とかで何度か見たけど。
……と思って確認したら、「容疑者Xの献身」はテレビで見てました。
しかし松雪泰子のイメージは全く残ってなかった。
そこから考えると、今回の暗~い感じの刑事もそんなに新機軸ってわけではないのか?
白鳥麗子のイメージしかなかったので、どよんとした暗さが意外だった。嫌いじゃない。
あ、松雪泰子の後輩の矢野刑事:千葉雄大、ドラマ見てる時は「無駄にカワイイキャスティングだなあ」と
(といいつつ、むしろ好感をもって)眺めていたが、今Wikiを見たところ、地元出身だそうだ。
そう聞くと応援したくなる。
そして、さらに松雪泰子の妹役:江田結香も宮城県出身だそうだ。正直見てる時には、
ちょっと普通の子すぎるような気もしたが、やはりそう聞くと応援したくなる。
ええっ!バーテンダー役、鶴瓶の息子なの!?
いい意味でオーラがなくて、面白い役柄になってたよ。無理のある役柄でもあったが。
ちょっと気にかかる役者ではあった。
峰竜太がシリアスな悪役はちょっとツラかった。一所懸命やっていたと思うけど、
その一所懸命さが若干裏目に出てる感があり。
関係ないけどさー。稲垣吾郎の手って、イメージと違って相当武骨なのねー。
本人あんなキャラクターだから、白くて細い優雅な手を想像していたけど、メガネを直すしぐさで
頻繁に出てくる手を見ると、太くて短い、ごっつい系。すごく意外だった。
毎回、呪文のように「盗みには愛がなければ」と繰り返してるけど、あんまりその部分を
話の深いところで活かせていたような気はしない。単なるお題目。
いやまあ、これが話にちゃんと活きてるようなら、その脚本はけっこうな名作レベルだろう。
名作はなかなかないもの。
まあいいや。この脚本はトリック強化作品。トリックも「ないやろ!」レベルではあるんだけど、
インパクトは与えてくれた。インパクトだけでもあればアリガタイ。
あ、だかしかし、松坂桃李が松雪泰子にちょっかいを出すという設定は一体どうなの。
見ていてあまりに違和感があったので、余計なお世話ながら役者の実年齢を確認したところ、
16歳差でした。16歳……。息子だろう。
という感想を雑談の合間に話したところ「松雪泰子くらいきれいな人ならアリなんですよ」と
ナダめられた。そうか。そういうもんか。
まあ昔スワローズにいたペタジーニもたしか同級生のお母さんと結婚してたもんね。
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