今けっこう売れているマンガなんだろうなー。何とか漫画賞も取ったらしいし。
それまで全く知らなかったけど、友達が貸してくれて3巻まで読んだ。
……1巻の4分の1から3巻まで、ずっと号泣していた。
3回読み返して3回とも号泣してた。その後自分でも買って、さらに何度か読み返し、
さすがに号泣まではしなくなったけど、いまだに泣ける。
すごい切ない。特に剛男の気持ちが。
正直、ギャグマンガなんですけどね。
いやギャグマンガではないのか。全体の2割くらいがギャグ要素、1割が少年マンガ風味
(主に主人公のキャラクター造型において)7割が少女マンガの純愛ラブコメ。
少年マンガと少女マンガのこういうコラボ(?)は見たことがない気がする。新しい。のか?
ストーリーは……なんというか、説明しづらい。
単純な、これ以上はないくらいの純愛物ですから。
(その純愛さ加減もむしろギャグの一つであると思う。)
この作品の何が特異かというと、コラボ具合もそうなんだけど、そのひたすらな善良さ。
“いい人”の“いい話”の100%純水。それを全編マジメにやられては食傷するだろうが、
それをギャグ要素と少年マンガ風味がうまいこと味付けをしている。
わっはっはと笑って泣ける、読むとすっきりする、いいマンガです。
だが、――ひねりは何もないというか、そのまんまというかなので、うーん、
ずーっと読み続けた時にどのくらいまで保つかはあまり自信がない。
何巻まで、あるいはどのくらいの期間まで読めるかな。
あんまり引っ張らない方がいいかもね。今の感じだと、7巻くらいがちょうどいいかもという気がする。
冷奴は美味いが、それが3日、4日、5日……と続いていくと、どのくらいまで美味しく食べられるか?
というキモチになってくるでしょ。そんな感じ。
作画の人、女の子の表情描くの上手いなー。そう、女の子はこういう表情します。
大和ちゃんはもう絵に描いたような“可愛い女の子”で、←だから絵に描いてるっちゅうねん。
ちと気恥ずかしいくらいだが、可愛いからユルス。表情に見入ってしまう。
マンガで表情に見入るのは……けっこう珍しいことだ。
砂川のお姉さんの登場直後の展開が予想の斜め上。
お姉さん、好きだなあ。まあそりゃ大学まではと思うよね。剛男の絵柄を見ているとつい忘れるけど、
高校1年生だもん。ちょっと手は出せない。
砂川は……剛男と大和ちゃんの会話を横で聞いてるのも苦労だと思うが、まあがんばってくれ。
現在のところ、わたしは4巻が出るのを楽しみにしています。
夏に出るらしい。わくわく。←8月23日とのこと。実際はもう少し早いか。
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